英語の勉強を始めた小学生にとって英文法を理解することは少し難しいです。

無理に難しいことをしようとするのではなく少しずつ使える単語の量を増やし語順の暗記をしましょう。

授業に関しては「小学生の英語」を参考にしてください。

新しい中学英語はやりにくい

小学生でちゃんとした文法の解説授業がされているのであれば問題ないのですが

小学校の英語の授業はどうやら遊びの延長上でしかないみたいです。

もし、be動詞・一般動詞の違いが分からないままあの教科書を使ってしまうと

unit1からつまづいてしまう子も出てくるんじゃないかと思います。

be動詞・一般動詞・助動詞can・疑問詞・・・

一度に複数の文法事項を扱っているので、何をどうすればいいのか分からず混乱してしまい、

暗記をしようとしてもなかなかできない

なんてことになるんじゃないかと不安です。

 

Unit3には早くも不定詞・動名詞が出てきます。

仮に、be動詞と一般動詞の定着が出来ていない状態で不定詞・動名詞に入ってしまえばさらに頭がごちゃごちゃになると思います。

コミュニケーションを重視しなければならないからさっさと必要文法を教え、使える表現を増やしたいからこのようにしたのかもしれませんが

子供には負担が大きすぎるはずです。

be動詞・一般動詞を使えるように

上に書いた通り

中学から本格的に英語を始めていては

英語が苦手になる可能性がでてきます。

そうならないように

中学進学前に

  1. 基礎単語の暗記
  2. be動詞・一般動詞の理解

しておくことを勧めます。

 

「I am ~」

「You are ~」

大人にとって、

そんなの勉強しなくてもすぐ覚えられるよ

という内容でも

初めて英語を学ぶ小学生はそうもいきません。

なので、うちの塾では

「I am~」「You are ~」を身に付けさせるだけに2・3週間は使います。

それが終わってから

疑問文・否定文のつくり方

be動詞を使った簡単な英文が書けるようになったら

一般動詞の肯定文

肯定文が書けるようになったら疑問文・否定文

一般動詞を習ったせいで

be動詞と一般動詞の間で混乱が生じてくるので

再度be動詞の復習

という感じで

繰り返し繰り返し少しずつ少しずつ表現を覚えていきます。

また、「品詞」の理解も少しずつできるように「この品詞は何?」なんてことも繰り返し聞いていきます。

動詞と名詞の判断ができるようになれば、形容詞、形容詞が分かれば副詞の判断。

この4品詞を見分けられるようになるだけで、英語を吸収する力が格段に変わりますよ。

品詞の判断が小学生にできるの?

と思われるかもしれませんが

「手で触れることが出来るものは名詞だよ」

って言ってあげれば、名詞かどうかの判断はすぐにできるようになります。

手で触れられない名詞については少しずつ教えていけばいいんです。

例えば「baseball」「soccer」は触れることが出来ません。

このときは「スポーツの名前は名詞だよ」と言ってあげ、少しずつ名詞がどういうものなのかを教えていけばいいんです。

「名詞の前につけるa」だって、「手で触れられる名詞にはaを付ければいいんだよ」

何て言ってあげれば

いつ「a」を付ければいいのかの判断も簡単にできるようになります(この説明は完璧なものではありませんが、子どもたちに混乱を生じさせないことを優先させるとすればこの教え方はあり)。

 

名詞を修飾する形容詞の役割はを知っていることが

分詞・不定詞・関係詞の理解にも役立ちます。

それを考えても、品詞の理解をしないで英語の勉強をするよりも理解をさせたほうがいいんです。

高校生なのに品詞・文型の理解ができない子は多くいますが、

普段の授業で品詞に注意を向けさえすれば小学生にだって品詞・文型の理解は十分できます。

 

うちの塾で英語の勉強をしておけば、ほぼ間違いなく英語を得意科目にできます(ただし勉強には個人差があります。過去、うちの塾で勉強をしても定期テストで平均に達さない子もいます)。

中学英文法のまとめ

単語の暗記

外国語ができるようになるには単語の暗記は欠かせません。

文法の説明だけでなく、単語も少しずつが肝心です。

ある程度勉強が進み英語に慣れてきたら

場合によっては1ヶ月に1000語覚える

なんてことをするかもしれませんが

まだまだ知っている語彙数が少ないとき、英語に慣れていないときに

一度に単語を覚えさせようとしてはかえって覚えられなくなるかもしれません。

1週間に新しい単語を7個

割合的に1日1個

これくらいのペースで十分です(フォニックスで単語を覚える場合はもう少し多くてもOK)。

このスローペースでやっても1年で300単語くらいは余裕をもって覚えられます(実際はフォニックスを含めればこれの倍以上の単語は覚えてもらうことになります)。

小学生のうちに300単語覚え(読めて・意味が分かり・書ける状態)、基本文法を押さえてしまえば

中学1年の学習内容なんて余裕のよっちゃんです。

うちの塾で学べば、プラスアルファ自分で英検準2級の単語を暗記しさえすれば、中学を卒業するまでに英検準2級に合格できる実力になると断言します(英検は受験料が高いので、受講は勧めません。受けるとするなら2級に100%合格できるという自信を持てるくらいの実力になったとき2級を受けてください)。

毎日触れる

できれば外国語(英語)はは1週間に1回だけではなくできれば毎日やってもらいたいので(学校のコミュニケーション英語ではなく、単語の綴りを覚えたり、文法の順序を覚えたりしてもらいたい)

うちの塾では国語・数学の授業の後に英語の授業をしています(週2回英語の授業があることになります)

スモールステップで毎日英語に触れていれば、

英語って難しい

なんて思うことなく、英語ができるようになりますね。

日本人が英語を学ぶことは難しいです。特に英語を習い始めたばかりのときは、ほぼすべての子が思うように覚えられないです。なので、習い始めは「焦らずゆっくり」でいきましょう。

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