【偏差値は気にしなくていい】E判定からでも福大に合格できる理由

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うちの塾では2021~23年度入試の3年連続、進研模試の偏差値50未満(30台後半~40台前半)の子が福大に合格しています。

この結果が模試の偏差値に関わらず「やるべきことをやりさえすれば合格できる」という証になると思います。

偏差値は気にしない

新高校3年生の中には「進研模試の偏差値が30台でE判定だから、今から頑張っても合格は無理だろう」と考えている子もいるかもしれません。

確かに、30台から1年で早稲田に合格するのはほぼ不可能かもしれませんが、福大であれば十分可能性はあります。

その理由は、2つあります。

  1. 進研模試と福岡大学の入試問題の傾向が大きく異なる
  2. 福大は基本が分かっていれば解ける問題が大半

傾向が違うということは、問題を解くために必要とされる力が異なるので、「模試では思うように点数が取れないけど福大なら取れる」ということが当たり前のように起こります。

多くの受験生はこのことに気づいていないので模試で点数が取れなければ福大の問題も解けないと勘違いしています。

また、福大は難問が出されることはほぼないので、1年もあれば十分合格点を取れるようになります。

なので、合格するためにやるべきことを1年間継続してできるなら、高校2年の最後に受けた進研模試で偏差値が30台だったとしても、合格はできるんです。

 

実際に、偏差値30台から福岡大学に合格したレイズの生徒の中には、模試で3割くらいしか取れなかったのに、福大の過去問では6割以上を安定して取れるようになった子もいます。

模試の判定は私大合否に関係ない

合否を分ける科目は英語

福岡大学の受験者平均点のデータから

国語は英語・選択科目と比較すると合格者と不合格者の間で点差が開きにくい科目ということが分かります。

合否に多少は影響するとしても、他の2科目と比べれば影響度が低いと言えるわけです。

なぜこのようなこと結果になっているかというと

おそらく

合格者・不合格者を問わず

  • 「現代文は勉強をしても意味がない」と思いほとんど何もしない
  • 古文単語の暗記と基本文法はやるが問題を解くのが煩わしくて読解の訓練に取り組んでいない

このような受験生が多くを占めるからだと思います。

つまり、多くの受験生が国語の勉強をまじめにしていないので差がつきにくいというわけです。

 

国語と比べ選択科目は合格者と不合格者の差が大きくなる傾向があります。

この結果もある程度推測ができます。

数学を除く選択科目は暗記科目で、特に日本史・世界史は勉強量に比例して確実に点数が伸びます。

まじめに取り組んでいれば誰でも7割以上を取れて当たり前なので、「4~6割しか取れない」という受験生がいるとするなら、単純に勉強不足としか言いようがありません。

勉強している受験生が高得点を獲得するのに対し、そうでない受験生は伸び悩むため、結果として差が明確になるのです。

 

英語は多くの学科で平均点が選択科目よりも低い傾向にあり、合格者と不合格者の間で点差が大きく開きやすいという特徴があります。

英語は選択科目とは異なり、単に勉強時間を増やしただけでは必ずしも成績向上に繋がらないことが一因と考えられます。

例えば、日本史や世界史といった科目は、福岡大学の入試問題を特に対策せずとも、教科書や参考書を中心に暗記を重ねることで、着実に学力が向上していくものです。

一方英語は、漫然と学習するだけではなかなか点数を伸ばすことができません。

その結果、英語の学習に苦戦する受験生は、比較的取り組みやすい選択科目に時間を費やす傾向が見られます。

そのため、選択科目では7割以上の得点が見込める一方で、英語は5割程度に留まってしまうという状況が生じやすいのです。

 

選択科目で7割以上取れるのは合格するために当然として、後は英語を6割以上安定して取れるようになれば、かなりの確率で福大に合格できます。

不合格になるのは英語で5割前後しかとれないからです。

この10点の差が合否を大きく分けると思ってください。

英語は西南・福大に的を絞って勉強する

ある程度必死に勉強をしていたのに合格できなかった受験生のほとんどが、英語の勉強が効率的にできていなかったことが原因だと思います。

英語の成績が伸び悩む状況に直面すると、多くの受験生は次のいずれかの選択を取取ることになります。

    1. 英語の勉強時間を増やす(国語・選択科目の勉強時間が減る)
    2. 英語を諦め選択科目に勉強の大半を費やす

    一つ目の選択をすることで英語の成績が伸びればいいのですが、国語・選択科目の勉強時間が少なくなったせいで、最悪の場合、どの科目も中途半端な仕上がりのまま受験日を迎えることになることもあります。

    二つ目の選択をすると、選択科目の得点力は向上するかもしれませんが、英語と国語の得点が伸び悩み、結果として合格ラインに届くかどうか不安が残ります。

    どっちを選んだとしても良い結果がでない。

    このような状況を避けるためには、無駄な努力を避け、限られた時間を最大限に活用することが、受験突破への重要な鍵となります。

     

    具体的に何を意識すべきかについて書いていきます。

    福岡大学の入試において、D・E判定しか取れていなかった生徒たちが3年連続で全員合格できた要因として、以下の点が考えられます。

    • 大量の文法問題演習
    • 過去問の蓄積に基づく並び替え問題対策
    • 発音の重要性を早い段階で伝える
    • 間違えやすい問題は出来るようになるまで繰り返し解く
    • 文の構造を意識した英文和訳の重視

    当たり前のことしか書いていないのですが、ほとんどの受験生ができていない子がほとんどなはずです。

    なぜなら、これらができているなら偏差値30台のうち塾生が合格して、A~C判定を取っている受験生が不合格になるワケがないからです。

    レイズの生徒たちの受験結果は「2022年度大学・専門学校受験」を参考にしてください。

     

    不合格になってしまう受験生の多くは、結局は

    • ネクステ系の参考書を3周くらいして問題は解けるようになったが答えをなんとなく覚えてしまっているだけ
    • 並べ替え問題がまったくできないけど何をすればできるようになるかわからない
    • 発音問題を意識しないから単語は意味を覚えるだけ
    • 英文解釈の勉強が単なる模範訳を見るだけに終わっていつまでたってもできるようにならない

    こんな状態に陥ってしまっている分けです。

     

    特に「文の構造を意識した英文和訳」は絶対におろそかにできません。

    これができるかできないかが福大の合否を分けると言っても過言ではありません。

    英語の偏差値が同じ30台でも実力は違う

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