英検を受けるかどうかは、人によって状況や目標が違うので、一概には言えません。
私としては、無理をしてまで受ける必要はないと考えています。
目次
英検は受けるべき?
英検を受験する意義があるとすれば、主に以下の2点です。
- 学習のモチベーション向上
- 学習内容の明確化
英検合格という明確な目標を持つことで学習意欲を高められますし、何から英語を学べば良いか分からない場合、英検合格を目標にすることで学習すべき内容が明確になります。
つまり、英検は英語学習のきっかけとして活用するには役立つという分けです。
ただし、英検の受験料は非常に高額なので準2級までは、無理に受験せず過去問を解いて合格レベルに達しているか確認するだけでいいかもしれません。
2級以上であれば大学入試で役立つこともあるので、必要であれば実際に受験してもいいと思います。
参考のため2002年と2025年の英検の受験料を比較しておきます(準2級プラスは省略)。
入試で優遇される?
学校の先生や他の塾に通っている友達から「英検に合格すると入試で優遇されるから受験するんだ」と聞いた塾生から、
「本当に優遇されるんですか?」「受けたほうがいいんですか?」
というような質問を受けることがあります。
このような質問を私が受けたときは以下のような返答を塾生にしています。
英検3級に合格できる学力を持つ中学3年生であれば、一般的に高偏差値の高校を目指す方が多いはずです。
しかし、高偏差値の高校入試において、英検3級を持っていることが合否に大きく影響するとは考えにくいです。
例えば、筑紫丘高校、春日高校、福岡中央高校などの高偏差値高校を受験する場合、受験生の多くは「英検3級は合格できて当然」というレベルにあります。
そのため、英検3級を持っていることが合否の判断材料になる可能性は低いと考えられます。
また、比較的合格しやすい高校を受験する場合も、英検3級の有無にかかわらず合否が決まることがほとんどでしょう。
したがって、資格の有無が合否に影響することは少ないと考えられます。
もちろん、私は高校の教員として合否を決める立場ではないため、上記はあくまで推測にすぎません。
最終的な判断は、自分の状況や目標をよく考慮した上で決めるようにしてください。
品詞・文の構造
英検に合格したからといって、必ずしも英語が得意とは言えません。
例えば、英検3級に合格していても、公立高校入試の問題では偏差値50台前半しか取れない生徒もいますし、授業をしていてもbe動詞や一般動詞の理解が不十分な生徒も多くいます。
また、英検2級に合格しているにもかかわらず、福岡大学の過去問でさえ5割を取れない生徒も珍しくありません。
これは、英検が単語の暗記を徹底的に行えば、必ずしも高度な英語力を持っていなくても合格できてしまう試験だからです。
したがって、英検に合格したからといって「自分は英語が得意だ」と勘違いしてはいけません。
特に、大学受験を考えている方は、単語暗記だけでなく、品詞や文型といった文の構造を意識して勉強すべきです。
なぜなら、大学入試では複雑な文章の読解が求められ、文法・構文の理解が不可欠だからです。
英検は英語学習の目安の一つに過ぎません。
合格は素晴らしい成果ですが、それに満足せず、合格するために何をすべきかを常に考え学習することが重要です。