多くの中学生にとって勉強はつまらないものだと思います。
だからといって勉強から逃げてはダメです。
自分の能力を高めるためにしっかりと勉強をしましょう。
中学生
目次
学校の授業時間は貴重
公立中学は学力によってクラス分けがされていないので
- ある子にとっては簡単すぎて面白くない内容
- ある子にとってはちょうどいい内容
- ある子にとっては難しくて何を言っているのか分からない内容
このようなデメリットが必ず生じます。
はっきり言ってしまうと
塾に通ったり自分で勉強ができてしまう子にとって
学校の授業は簡単すぎてほとんど意味がないものになっているわけです。
だからといって
「学校の授業など無視してもいい」
というわけではありません。
土日や長期休暇を除き年間200日、1日6時限授業があると仮定すると
50分の授業×6限=300分(5時間)
5時間×200日=1000時間
学校の授業時間は年間約1000時間にもなります。
次の時間を見てください。
5級は知識ゼロから合格に必要な時間
4級は5級合格レベルの人が合格するために必要な時間(3級以降も同じ)です。
ちなみに勉強時間の大半が単語・熟語の暗記になります。
ついでに社会人に人気な資格の合格目安時間も書いておきます。
英検2級は知識ゼロからでも500時間程度勉強すれば合格できる(もっと短時間で合格できるという人も多い)と言われている分けなんですから
1000時間がどれだけ貴重なのか直感的に分かると思います。
この貴重な時間を
- 簡単すぎて意味がないからボーっとしているだけ
- 睡眠時間に充てる
なんてことをしていては勿体なさすぎます。
自分の能力を高めるために貴重な時間を無駄にすることは、自分の可能性を狭めることにしかなりません。
※ 知識ゼロから500時間で英検2級に合格するのは無理だと思っている人が多いのですが、可能です。ただし、中高生は英語以外にも学ぶことが多くあるので、英語だけを年間500時間勉強することは現実的ではないので、不可能に思えてしまうだけです。
有効活用する
授業が簡単すぎる場合は、どうすれば授業時間を有効にするための方法をいくつか書くので参考にしてください。
ただし、授業を完全に無視しろと言っているわけではありません。
授業を受けることを前提に有効活用をしてください。
暗記をする
英語・国語・理科・社会、その他どの科目でも、暗記事項があるはずです。
「オレこんな授業簡単だから聞かなくても余裕」
と周りの目を意識してカッコつけようとする子が少なからずいると思いますが時間の無駄です。
授業が簡単なら、後で暗記をしなくて済むように授業時間中に必要なことをすべて暗記しましょう。
理解できているか確認
自分ではできていると思っていても、先生が話している内容を理解できない箇所がゼロとは限りません。
話を聞いているとき「あれ?この部分あんまり理解できていないかもしれない」というものがでてきたら、
「どこまで理解できていて、どこから理解できていないのか」を把握してください。
その把握ができれば、重点的に復習すべきところが見えてくるので、無駄な時間を省けるようになります。
勉強って「できない」を「できる」にすればいいのだから、「できない」を把握することが効果的に勉強をするために大切なんです。
分からないメモ
暗記をするといっても中学の授業スピードはそこまで早くないので、1回の授業で覚えることが10個もない場合もあると思います。
そのようなときは
手のひらに乗っかるくらいのメモ帳
例えば
「B7(91×128mm)」
「A7(74×105mm)」
サイズのメモ帳に
英単語・漢字・理科社会の用語・数学の公式など「なかなか覚えられないもの」「過去の単元で記憶が曖昧になってしまったもの」を書いてください。
そうしておけば、授業中に何もすることが無くなってしまったときそれを取り出して、いつでも暗記ができるようになります。
暗記・理解が不十分のことをメモに書いておけば、効率的に「できない」が「できる」ようになります。
授業の予習
中学生は先生から指定がないのなら予習をしてもしなくてもどちらでもいいと思います。
ただし、「勉強は人から教えてもらわなくてもできる」ということを身をもって経験するために
余裕がある人は予習をすることを勧めます。
国語
本文の音読
音読をしていて「書けない漢字」「意味を知らない言葉」が出てきたらその都度覚える。
英語
音声を聞きながら本文の音読
知らない単語の暗記
理科・社会
教科書の音読と用語の暗記
さらに余裕があるなら市販の参考書【面白いほどわかるシリーズ】の音読と用語暗記
数学
数学は「覚えることが少ない」ですし、「個人差が大きく出る科目」で、人から教えてもらわなければ全く理解できないという場合もあります。
なので、無理に予習をする必要はないと思います。