高校3年生・浪人生を対象にした西南・福大英語対策クラスの紹介です。

対象

西南・福大を一般選抜で受験する予定の高校3年生(高校2年の2月から)、浪人生を対象にしています。

できれば英検準2級に合格できるくらいの実力があることが望ましいですが、合格レベルでなくても「準2級の問題に全く手を付けられない」という状況でなければ大丈夫です。

 

その他注意事項を箇条書きでまとめておきます。

  • 英検準2級にまったく手が出せない実力の子が2月から受講しようとしている場合、遅くとも高校2年の11月末までには塾に連絡してください。授業を受ける前にやっておいてもらいたいことを伝えます。場合によっては2月よりも前に塾に通ってもらうこともあります。
  • 共通テスト・中村・九産・福工大などの受験を禁止するわけではありません。
  • 模試を受けるのが任意の高校に在籍している場合、現在の実力を知るために、2年生の2・3学期に1度は模試を受けておいてください。

授業料・時間帯

西南・福大対策英語クラスの月謝と時間帯です。

西南・福大 日曜
18:00~21:00
15,000円

別途入塾時に諸経費が15,000円必要になります。

授業の大まかな内容

大まかな授業の進み方は次の通りです。

2・3月 中学~高校基礎文法の復習
4月~8月 西南・福大レベルの文法を単元ごとに復習 比較的読みやすい英文を利用した読解訓練
9月~1月 西南・福大の過去問演習

 

2・3月

2・3月は高校2年基礎英文法・単語講座として

  • 関係詞
  • 品詞・文型
  • 時制
  • 不定詞・動名詞
  • 使役・知覚動詞
  • 分詞・分詞構文
  • 仮定法

これらのを一通り復習します。

文法は単に文法問題を解くためだけではなく「英文読解をするために欠かせない」ものなので、「文法はいいや」とは考えず、できる限り2月から受講してください。

 

「受講してください」と言っても、なんだかんだで4月から始めればいいと思っている受験生が大半だと思うので

次の簡単な英文とそれに対する①~④の質問に答えられるかで2月から入塾が必要かどうかの判断をしてください。

品詞と文型の理解

仮にこの質問に自信をもって答えられないのなら2・3月の授業を受けることを勧めます。

なぜなら、これらがはっきりと答えられなければ、文法問題を解くのに苦労するだけでなく、英文が読めるようになるまでに無駄に時間がかかってしまうからです。

 

品詞・文型の理解をすることで、文法・構文の理解も早くなり、英文解釈に役立つことは間違いありません。

しかし、模試ではA~C判定をもらえているのに、西南・福大の過去問で安定して合格点を取れない子の多くは、このことに気づいていません。

レイズでは進研模試で偏差値30台、3年の2学期以降の模試でD・E判定しか取れていなかったのに合格することがかなりの頻度で起こりますが、

品詞・文型の理解が大きく影響していることは間違いありません。

前期(4月~8月の20回程度)

前期は基本的な文法・長文読解問題を解いてもらった後に解説授業を行います。

 

文法は最初の10回くらいは、2・3月に習った内容の理解ができているかを単元ごとに確認しつつ、知識の定着も図ります。

11回目くらいからはランダムに文法問題を解いていきます。

 

  • ネクステなどの文法問題集は3周くらいすると答えを覚えてしまうので「正解できるが理解しているかどうかわからない」
  • 単元ごとに解けば簡単だった問題もランダムに出されると、どの文法事項が問われているかすら把握できず思うよう正解できない

といった、悩みを一般的な受験生は抱えがちだと思いますが

レイズではランダム問題の中に、生徒たちがそれまでの授業で間違えた問題・理解が不十分と思われる問題の類題を繰り返し出し

「前もここに気づけていなかったよね。この問題はここに注目できたらすぐに答えが分かるよ」

といったように、できるようになるまでしつこく指摘していくので、授業の復習をしさえすれば意識せずとも上述した悩みを抱えることはなくなります。

こうすることで、「何を勉強すればいいかわからない」といった無駄な悩みをせずに済みますし

『「できない」ことを減らせば結果が出る』という当たり前のことをすることで、効率的に英語を学ぶことで、浮いた時間を選択科目に割り振れるようになり

結果的に合格に近づくことになります。

 

長文読解は本文の中で西南・福大の読解に役立つものをピックアップし解説したり、解答の根拠を説明してもらったりします。

このとき

  • 基本単語の暗記ができているか
  • 文の構造を把握できているか
  • 長文の中に出てきた文法・構文に気づけているか
  • 内容正誤問題で誤りを見つけるにはどこに注意すべきか

といったことをしつこく確認していきます。

 

20回の授業で文法・読解共に生徒たちが解けるようになるまで繰り返し同じことをやっていくので

各自授業の復習をしてくれれば、英文が自然と読めるようになりますし、問題の解き方も身についてくるはずです。

後期(9月~1月の20回程度)

9月ころからは西南・福大の過去問を解き始めます(西南・福大は無料で過去問を配布してくれるので本当に感謝です)。

授業でやることは前期と同じなのですが、過去問を使うことでより実践的になり、合格するために何をすればいいのかが経験的に分かるようになっていきます。

合格した元塾生が過去問で何点くらい取れていたのかも伝えるので、模試の偏差値・合格判定に関わらず、自分が合格ラインにいるのかいないのか、も見えてくるので、モチベーションに繋がります。

構造把握で英語を得点源に

入塾テスト

入塾テストはありません。

本気で一般前期入試で西南・福大合格を目指す高校3年生・浪人生ならだれでも受けられます。

ただし、上述した通り一定の知識があることを前提に授業をするので、英検準2級に全く手が出ない実力だと授業にはついてこられないはずです。

英検準2級に合格できるだけの実力のない子は、今まで経験したことがないくらいの努力が必要になると思ってください。

公立高校入試と西南・福大入試はまったく次元が違うので、軽い気持ちで受験をしようと思っているのならやらないほうがいいと思います。

欠席について

欠席をしても振替授業はできません。

定期テストで40点だろうが80点だろうが、内申が2になろうが、一般選抜入試に一切関係はありません。

なので指定校推薦を視野に入れている場合を除き、学校の定期テスト期間中も休まないようにしてください。

塾を何度か休んだからといって合格ができなくなるとはいいませんが、定期テストを理由に塾を休むのは、その時点で一般選抜入試で合格するために何をやるべきかが分かっていない証拠になります。

定期テストのための勉強をどうしてもしたいというのなら、学校の授業を有効活用してください。

学校の授業中に必要十分なことを暗記・理解できれば赤点を取ることはないはずです。

中学レベルも身についていない場合

西南・福大は合格しやすい大学ですが、英検3級にすら合格できない実力の子が高校3年の4月から受験までの10か月で目指すのは相当厳しいです。

以下の覚悟がある場合に限り受け入れます。

  1. 平日5時間、休日10時間勉強をする覚悟があること
  2. 1ヶ月でターゲット1400の単語をすべて覚えること

 

中学から高校2年が終わるまでまったく勉強をしなかったせいで、英検3級に合格することもできないとなるとこれくらいのことができなければ、少なくともうちの塾で受け入れることはできません。

西南・福大志望ではなかったのですが、20年近く前に、英検3級に合格できない実力からMARCHレベルの大学を目指したいといって入塾してきた子がいたのですが

その子は塾以外で勉強をすることはほとんどなく、2ヶ月後には連絡なしに塾に来なくなりました。

このような結果になると互いに時間を無駄にするだけなので、本気で合格したいと思う子は絶対に覚悟をもってください。

 

あくまでも「覚悟」なので、5時間やろうと思っても集中できずに2・3時間しかできないかったとか、1400語覚えようと思ったけど700語くらいしか覚えられなかったということはあっても構いません。勉強習慣がなかった子が急に毎日5時間~10時間の勉強ができるようになることはほぼ考えられないので、努力の姿勢を見せてください。本気にやろうとしているかどうかはすぐに分かります。

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