中途入塾の子でレイズの通常授業についていくのが難しい場合
基礎が定着するまで通常授業とは別に個別でも対応をしています。
目次
数学・英語は基礎が大切
英語・数学は積み上げの科目です。
勉強をさぼってきた子が勉強を始めようとしても
それまでに習った内容が身についていなければ
- 理解しようとしても理解に必要以上に時間がかかる
- そもそも何をすればいいのか分からない
といったことが起こります。
せっかく勉強をしようと思ったのにこのような状況に陥ると
やる気がなくなりすぐに挫折してしまう可能性が高くなります。
そうなりたくないのであれば
多少遠回りに思えるかもしれませんが
英語・数学は1年生の内容から復習するようにしてください。
えっ
そんな面倒なコトせずに今習っている内容だけできるようになりたい
と思う気持ちは分かりますが
中学2・3年生で学校の授業についていけないのであれば
今習っているところだけやろうとしても
何が分からなくて解けないのか分からない状況に確実に出くわしてしまうので(特に英語)
それを避けるために1年の復習から始めてください。
これは
うちの塾に入る入らないは別にして
今まで勉強をさぼってきた中学2・3年生全員に推奨します。
なお
うちの塾に中途入塾をする子で
学校の授業についていけてない場合は
通常授業とは別に個別で1年の復習をしてもらっています。
遠回りに思えることであっても
そうすることが結果的に近道になることが分かっているからです。
どのような復習をするかは以下簡単に書いています。
個別指導は強制ではないので
「個別で受けるのは嫌だ」という場合は受けなくても構いませんが
極力受けるようにしてください。
数学
苦手にしている個所によって対処の仕方が変わってくるので
計算・文章題・図形に分けて書いていきます。
計算問題
中学2・3年生で
「連立方程式」「二次方程式」「1次関数」「2次関数」の計算問題が解けない
という場合
それ以前に習っている計算の解き方を習得していない可能性が高いので
出来なくなっているところまでさかのぼって復習する必要があります。
通常授業でこのような復習をすることはできないので
個別に授業をし
- 方程式を解くときの移項の仕方
- 文字式の四則計算
- 分数の計算
どこでつまづいているのかを確認し
つまづいている個所から復習を始めます。
このとき一度にすべてを教えてしまうと、
頭が混乱して結局何を覚えていいのか分からなくなるかもしれません。
そのようなことをしていたら今までと同じことの繰り返しになってしまうので
焦らずゆっくりと、一つずつ必要な知識を覚えていきましょう。
1回の授業ですが
計算問題を解くときのルールはそこまで多くないので
解説授業は1回10分~30分くらいで終わります。
解説授業を受けた後は宿題を出すので指定した日にちまで習った内容を確実に自分のものにしてきてください。
こうすれば
計算問題が苦手なだけなら1カ月もすれば
連立方程式・1次関数の計算はできるようになるはずです。
文章題
計算問題はできるが文章題になると解けないという場合
文章を理解しようといないだけということが意外とあります。
「文章を理解しようとしない」ってどういうこと?
となると思いますが
小中学生は勉強を嫌々ながらする子が多く
そういう子は
文章をただよんでいるだけで、その文章が何を意味しているのか全く考えていないことが意外とあるんです。
この場合、文章を読み
- それが何を意味しているのか
- どういう式になるのか
ということを一緒に考えることで少しずつ
文章を読むということ
自分で考えるということ
がどういうことなのかが分かってきます。
計算問題のように
解き方を覚えてしまえばあとは計算するだけ
とはいかないので
どれくらいやれば文章題が解けるようになるかは分かりませんが
似たような問題を
4・5題くらい解いていけば
なんとなく感覚がつかめるようになってくるはずです。
計算問題同様
一度にいろいろな文章題をとこうとしても混乱するだけなので
焦らず少しずつ分かる問題を増やしていきます。
図形問題
面積・体積を求める問題や定理・公式を利用する計算問題は慣れてしまえば解けるようになることが多いですが
合同・相似の図形の証明になると何を書けばいいか全く分からないという子もいます。
この場合、集団で教えることは難しいので
なぜそのような手順をとって証明していくのか
私が実際に問題を解きながら一緒に考えていきます。
一緒に考えながら
自分の力で実際に証明の手順を辿る訓練もさせていくので
「あっ、証明ってこういうことなんだ」
と気づけるときが来るはずです。
数学が苦手だと参考書を使って独学で勉強をすることも難しいはずなので
塾を上手に利用するようにしてください。
※ 「計算問題は慣れてしまえば解けるようになる」と書きましたが、図形を認知するのが難しい場合、計算を解こうとしてもどこをどう見ていいかわからず、手を動かすことができないということも起こります。
英語
数学と異なり
英語は個人差がそこまで出ない科目です。
中学2・3年生で英語が全く分からなくなっていたとしても
レイズで3ヶ月ほど学べば
平均くらいはとれるようになるはずですし
上手くいけばフクトで偏差値60以上を取ることも可能です。
なぜこんな大きなことを言えるかというと
公立の中学で習う英語は
「代名詞」
これらを理解しさえすれば
その他の文法事項はすんなり頭に入ってくるからです。
英語が全く分からなくなっている子は
これらが分かっていない状態で
複雑な文法事項(実際は全く複雑ではないのですが)を頭に入れようとするから覚えようと思ってもなかなか頭に入ってこないだけなんです。
中学1年ですでに学校の授業についていけなくなってしまい
中学2年進級前(春休み)にレイズに入塾をしてくれた子が過去に何人かいるのですが
その子たちは春休みを利用して1年の内容を徹底復習することで
2年進級後英語の授業を受けると
「えっなんでこんな簡単なの?」
と
今まで英語ができなかったことが自分でも理解できないくらい英語が簡単に思えるようになっています。
それくらい公立中学で習う英語は簡単なんです。
もちろん
今まで勉強をさぼってきた子からすれば
覚えることは多くて大変だと感じるでしょう
ただし
中学2年になっても(本格的に勉強を始めて1年以上たっているのに)
「b」と「d」頻繁に間違えたり
「k」や「y」を見分けるのにも苦労をし
単語を覚えるのが難しいとか
「I am play soccer.」
「Are you play soccer?」
といった間違いを繰り返してしまうことがある場合
成績を伸ばすのは難しいです。
個別対応の時間
通常授業(19時40分~21時40分)の前後
19時~19時30分
21時45分~22時30分
に個別対応をする時間を設けています。
部活をしていない子や部活を休んでも構わないという子は
月曜・木曜の17時~19時
に個別対応をすることも可能です。
英語は中学1年の内容を短期間に一気に覚えたほうがいいので
月曜・木曜に来ることを勧めます。