西南学院大学の合格最低点は200点前後になることが多いです。

正答率でいうと65%くらいが合格の目安になります。

過去問の目標点

西南学院大学の受験者・合格者平均」にも書いていますが

西南の合格最低点は200点前後になることが多いです。

そうではありますが

過去問でそれくらいの点数が取れなければ合格できないかと問われれば

です。

 

夏休み明けであれば150点

年明け1月初旬であれば180点

過去問を解いてこれくらい取れれば合格の可能性は十分あると思ってください。

私が現役だったとき

明治・中央大学の過去問は5割~6割しかとったことがないのに合格できましたし

レイズの塾生の過去の状況をみていても

過去問で合格最低点の9割くらいを年明け1月ころに取れるようになっていれば

合格圏内にいることは間違いないです。

 

「本番では実力を出しきれないから過去問で200点以上は取らなければ合格は出来ない」

なんてことは

よほど本番が苦手な人でない限り起こり得ません。

むしろ本気で受験勉強をしていたのなら

「これまでの頑張りを無駄にしたくない」と思い

本番の方が最後まであきらめないで解き抜くはずなので点数が取りやすくなるはずです。

西南・福大に合格するために必要な勉強時間

外国語学科

外国語学部は英語の配点が1.5倍なので合格最低点が他の学科よりも高くなっています。

外国語学部に「そもそも人気がない」のか、英語が1.5倍になるから「受験を控える子が多い」のかは分かりませんが

募集人数のわりに受験者数が少ないので倍率が低くなっています。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 1000 418 2.4倍 221点
2022年 748 361 2.1倍 221点
2021年 751 294 2.6倍 238点
2020年 1150 167 6.9倍 269点

2023年度入試の合格最低点の得点率は63%なので

英語が得意で8割取れる自信があるなら、221点-120点=101点

残り2教科で101点取れば合格できてしまいます。

仮に合格最低点が240点になったとしても

英語120点と選択科目70点取れれば国語は50点でも合格できます

選択科目で7割とるのはそこまで難しくないことを考えたら

英語が得意な人にかなり有利な学部になるはずです。

 

学部再編2019年以前は

文学部

英文学科

外国語学科(英語専攻・フランス語専攻)

だったので参考にできるデータではありませんが一応掲載しておきます。

英文学科

2019年 711 181 3.9倍 240点
2018年 729 183 4.0倍 243点
2017年 785 242 3.2倍 235点
2016年 796 257 3.1倍 226点

 

英語専攻

2019年 596 125 4.8倍 288点
2018年 671 146 4.6倍 292点
2017年 709 154 4.6倍 291点
2016年 702 168 4.2倍 279点

 

フランス語専攻

2019年 350 68 5.1倍 204点
2018年 348 98 3.6倍 194点
2017年 291 107 2.7倍 190点
2016年 321 96 3.3倍 186点

商学科

商学科と経営学科を比べたら

ほとんどの年度で商学科のほうが合格最低点が高くなっているので

商学科の方が若干難易度が高いかもしれませんが

2023年度のように経営学科の受験者が大幅に増えた時は

難易度が逆転します。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 1587 392 4.0倍 193点
2022年 1247 327 3.8倍 201点
2021年 1295 362 3.6倍 207点
2020年 1372 260 5.3倍 212点
2019年 1318 310 4.3倍 198点
2018年 1784 371 4.8倍 202点
2017年 1549 400 3.9倍 195点
2016年 1833 439 4.2倍 196点

 

経営学科

経営学科は人気がないのか商学科と併願する人が少ないので

2023年度・2021年度以外は経営学科の方が合格最低点が低くなっています。

とはいっても最低点の差は1点~4点しかありません(問題数にすると1・2問)

併願できない人は学びたいことよりも合格しやすさで学科を選びたくなると思いますが

この程度の差であれば、個人的には、面白いと思える学科を選んだほうがいいんじゃないかと思います。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 1396 296 4.7倍 197点
2022年 937 285 3.3倍 198点
2021年 1088 289 3.8倍 208点
2020年 1216 276 4.4倍 210点
2019年 1319 318 4.1倍 196点
2018年 1265 342 3.7倍 198点
2017年 1306 343 3.8倍 194点
2016年 1335 389 3.4倍 192点

 

経済学科

直近2年(2022・2023)だけを見れば国際経済学科の方が合格しやすくなっていますが

過去は経済学科の方が合格しやすかったときもあります。

これを見る限りどちらの方が合格しやすいかは

申込期日経過後、志願者数が確定するまで予想できないので

併願できる場合は併願

できない場合は合格のしやすさを考えるのではなく興味の持てそうな学科を選んだほうがいいと思います。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 1809 493 3.7倍 192点
2022年 1504 462 3.3倍 200点
2021年 1334 509 2.6倍 198点
2020年 1670 316 5.3倍 209点
2019年 1698 360 4.7倍 201点
2018年 1633 400 4.1倍 203点
2017年 1984 480 4.1倍 201点
2016年 1949 563 3.5倍 192点

 

国際経済学科

上で予想ができないと書きましたが

併願はできない、合格できればどちらの学科でもいい、合格するのが最優先

という場合は大学のHPで公開されている在籍生徒・定員充足率を見て多く合格者を出す可能性があるかどうかの確認

昨年度の合格最低点・倍率を確認し、「倍率・合格最低点が低い学科の受験者が翌年度は増える」というジンクス?(個人的にこれは信用していませんが)

を信じて受験学科を決めてください。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 790 263 3.0倍 185点
2022年 621 260 2.4倍 195点
2021年 585 218 2.7倍 199点
2020年 865 141 6.1倍 212点
2019年 685 161 4.3倍 200点
2018年 729 192 3.8倍 202点
2017年 788 213 3.7倍 203点
2016年 847 222 3.8倍 200点

 

法律学科

国際関係法学科と比べると法律学科の方が合格しやすい傾向が続いているみたいですが

2023年度は逆転しています。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 1796 617 2.9倍 190点
2022年 1537 606 2.5倍 192点
2021年 1434 637 2.3倍 194点
2020年 1722 454 3.8倍 208点
2019年 1612 452 3.6倍 196点
2018年 1607 506 3.2倍 197点
2017年 1757 553 3.2倍 194点
2016年 1649 522 3.2倍 190点

 

国際関係法学科

受験者数が大幅に減った2023年は

西南学院の中で一番倍率が低くなり合格最低点も一番低くなりました。

この結果が2024年も続くと考えるかどうかは個人で判断してください。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 309 136 2.2倍 183点
2022年 393 121 3.2倍 203点
2021年 432 66 6.5倍 225点
2020年 635 122 5.2倍 213点
2019年 557 146 3.8倍 199点
2018年 492 157 3.1倍 197点
2017年 508 152 3.3倍 197点
2016年 638 149 4.3倍 195点

児童教育学科

2023年度は受験者が大幅に増え

倍率が3.9倍になりましたが、合格最低点(得点率約64%)がそこまで高くないです。

心理学科が4.1倍で最低点が201点で10点も差があります(といっても問題数にして3・4問の差でしかありませんが)。

2023年以外の結果を確認しても

同じような傾向がみられるので

児童教育は心理学と比べ受験者層の実力が若干低い人が多いことが予想されます。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 783 201 3.9倍 191点
2022年 582 208 2.8倍 186点
2021年 560 176 3.2倍 191点
2020年 618 165 3.7倍 202点
2019年 758 193 3.9倍 192点
2018年 808 216 3.7倍 197点
2017年 803 194 4.1倍 197点
2016年 887 242 3.7倍 192点

社会福祉学科

2022年を除き、児童福祉と心理の関係と社会福祉と心理の関係は似ています。

人間科学部に入れるなら心理にこだわらないという併願可能な受験生は

心理より確実に合格しやすい教育・社会福祉を併願受験しておいた方がいいと思います。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 709 224 3.2倍 184点
2022年 689 163 4.2倍 200点
2021年 697 247 2.8倍 192点
2020年 758 182 4.2倍 202点
2019年 656 166 4.0倍 191点
2018年 777 211 3.7倍 196点
2017年 749 203 3.7倍 192点
2016年 687 243 2.8倍 180点

心理学科

人間科学部の中で合格するのが一番難しい学科です。

この学科を受験する場合

問題がかなり難しくなった場合を除き200点以下では合格するのは厳しいと思ったほうがいいです。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 856 207 4.1倍 201点
2022年 660 189 3.5倍 202点
2021年 778 192 4.1倍 208点
2020年 913 165 5.5倍 219点
2019年 801 185 4.3倍 203点
2018年 871 166 5.2倍 208点
2017年 872 244 3.6倍 198点
2016年 731 259 2.8倍 190点

国際文化学科

人気学部なので倍率が高く、それに伴い合格最低点も他の学科と比べ高くなる傾向があります。

受験者数 合格者数 倍率 合格最低点
2023年 1144 374 3.1倍 195点
2022年 1254 322 3.9倍 211点
2021年 1096 379 2.9倍 201点
2020年 1045 221 4.7倍 212点
2019年 1184 253 4.7倍 208点
2018年 1189 294 4.0倍 211点
2017年 1232 275 4.5倍 207点
2016年 1117 298 3.7倍 202点