タイトルに「基礎学力」と書きましたが

「基礎学力」という言葉は抽象的すぎて人によって何を「基礎学力」と捉えるかは変わってくるかもしれません。

ここでは

  • 中学進学後学校の授業を聞いて理解ができる
  • 参考書を利用して一人で勉強ができる

という意味で使うことにします。

勉強習慣がないと中学1年1学期にとんでもない点数を

中学1年生の最初の定期テストの平均点はどれくらいだと思いますか?

350点くらい?

380点?

多くの親が

300点台後半くらいになるんじゃないかと思うかもしれません。

 

驚くかもしれませんが

最近は中学進学後初めて受ける定期テストの5教科平均が300点を下回る(つまり200点台)ようになってきています。

中学1年の最初のテストで60点を取れない子が驚くほどたくさんいるのが現状なんです。

 

中学1年の1学期の英語のてすとは90点くらい取れて当たり前だろ?

と思うかもしれませんが

20点台・30点台を取る子が相当数います。

 

地道に勉強をしていれば学年トップレベルになれる実力があったのに

勉強をさぼってしまい

学校の授業ついていくこともできない

そうなってしまったらあまりにももったいなさすぎです。

 

小学校のときから必要十分な勉強をして基礎学力を身に着けておきましょう。

基礎学力をつけるための環境

私は小学生が塾に通うことに否定的な考えをもっていましたが

さすがに中学1年の1学期で英語で20点・30点を取る子がたくさんいる現状を見てから

これはまずいな・・・

と思うようになりました。

 

英語ができない子が増えた原因の1つ

小学校で英語が教科化されたことによって

英語の基礎ができているという前提で中学の教科書が作られている

からです(「小学6年のときに英語の基礎を定着させる」)。

 

ただ中学1年で習う内容は英語を含め

勉強習慣があり普通に勉強をしさえすれば

そこまで時間をかけずとも理解できる程度の内容でしかありません。

そのことを考えると

教科書が難しくなったということが唯一の原因でないことは間違いありません。

 

ではなぜ

テストで点数が取れなくなったのでしょうか?

 

習った内容が出題される定期テストは

極端に言えば習った内容を暗記しさえすれば点数が取れるテストです。

そのテストで結果を出せないということは

勉強をしていないだけ

の可能性が高いんです。

 

小学校の時に必要十分な学びの経験をして基礎学力を身に着けていれば

このようなことには絶対になりません。

 

子どもが勉強をするのが当たり前と思える環境(物理的な環境だけでなく、意識を持たせることも大切です)を用意してあげましょう。

小学生の授業料は実質無料

国語・数学・英語

国語は何を勉強すればいいかわからない科目No1だと思いますが

  1. 本を読む
  2. 知っている語彙を増やす

この2点を意識することを勧めます。

中学受験をしないのであれば

小学生のときはテストのために勉強をする必要はないので

本を読んで言葉を覚える(使える言葉が増えればそれだけ自分の世界が広がります)

読書を通じて自分の世界を広げる

 

算数

算数は

  • 計算
  • 考える癖をつける

この2点を重視して勉強をしてください。

小学生の算数は中学生の数学よりも難しい

小学生の算数

 

英語

小学生の英語は会話に重点が置かれがちですが

  1. 単語の暗記
  2. 基本文法(be動詞・一般動詞)の理解

この2点を意識することを勧めます。

 

フォニックスで発音と文字の関係をつかんで大量に単語を覚えておけば

中学進学後単語の暗記に苦労をすることはなくなりますし

基本文法さえ押さえておけば、中学1年で習う英語どころか2・3年で習う文法だって簡単に理解できるようになります。

小学校の時に3・4年くらい英会話教室に通っていたのに

中学進学後英語が全くできない子が多くいると耳にしますが

基本文法を無視して会話表現だけを覚えることしかしなければ当然の結果だと思います。

単語と基本文法の理解

これを重視しましょう

小学英語