限られた時間内で答えを選ぶ処理能力が求められる共通テストは
西南・福大のように
これだけやれば合格点が取れる可能性が高くなる
と断言できません。
なので、今まで共通テスト対策のクラスは作ってこなかったのですが(せっかく来てもらっているのに点数が伸びないなんてことがあったら嫌ですから)
2022年3月から共通テスト対策のクラスを始めることにしました。
※ 2024年度は募集をしていません。
目次
講座開始日
2022年3月20日(日曜日)
15:30~17:30
現在新2年生1名が在籍してくれています(今は基礎英語クラスで授業を受けてもらっています)が
過去の経験上このまま1人だけになるか
多くても2・3人しか受講生は来ないと思います。
少数のほうが落ち着いていてよいと思う高校2・3年生は是非受講検討ください。
国立大学を目指す高校2年生
国立大学は受験科目が多いので高校3年の1年間だけですべての科目を一定以上の実力に上げることは難しいです。
そこで、国立を目指す高校生1・2年生に勧めるのが
英語と国語の2科目は高校2年生終了までにある程度仕上げておくことです。
幸いこの2科目に関しては一度実力がつけば、その後はそこまで勉強時間をかけなくても成績が急激に下がることはありません。
3年進級前に共通テストで7~8割くらいを安定して取れる実力になってしまえば
受験学年になってから理系科目や地歴公民にたくさん時間をかけることが出来るのでかなりのアドバンテージをもって受験勉強に取り組めます。
学校の勉強や部活などで時間に限りがある高校生が大半だと思うので
実際は2年までに英語・国語の2科目を仕上げることは難しいはずです。
なので、英語だけでもいいのでやっておきましょう。
英語は国語と異なり勉強をすれば確実に成績を伸ばすことが出来る科目ですし(国語もやれば伸びる科目ではありますが、それを実感することができない子が多いのも事実)
文系であれば英語の配点が高い大学はたくさんありますし
理系は英語が苦手な人が多いので差がつけられます。
文系・理系どちらに進むにしても高2までに英語をある程度仕上げておくことで受験に有利になるはずです。
英文は簡単
共通テストの英語は英文自体はたいして難しくありません。
しかし、80分という限られた時間であの大量の英文を読めるようになるにはちょっとやそっとの努力ではどうにもなりません。
共通テストの英語で7割以上を安定して取れるようになるには
返り読みをせず英語を英語のままかなりのスピードで読めるようになる必要があります。
それができなければ、あの大量の英文を最後まで解ききることはできません。
では、どうすれば英語を英語のまま理解できるようになるか。
- 文法理解
- 語彙暗記
この2つが大切になります。
共通テストは文法を直接問う問題が出ないから文法の勉強はしなくてもいい
と思ってしまう子も少なからずいると思いますが
英文を超スピードで読むには、文の構造を把握する必要があります。
そして、文の構造を把握するには文法の知識が必要になります。
つまり、文法の勉強なしに共通テストの読解対策などできないわけです。
単語もそうです。
ターゲット1400レベルの英単語を
「あれ、この単語の意味なんだっけ?」
なんて考えているようでは100%時間内に読み終わることはできません。
文法の理解と単語の暗記は早い段階で終わらせておきましょう。
文法
文法といっても細かいところまで覚える必要はありません。
例えば
「客」を表す名詞
- guest:宿泊客
- spectator:スポーツなどの観客
- passenger:乗客
や
「お金」を表す名詞
- fare:乗り物の運賃
- fee:受験料
- admission:入場料
など、
状況に合わせて使い分ける必要があるもの(これらは文法というよりも単語って言ったほうがいいかもしれませんが)
似たつづりで意味が異なる形容詞
- imaginable:想像できる
- imaginary:想像上の
- imaginative:想像力に富んだ
や
- successful:成功した
- successive:連続の
といったもの
また
多くの受験生が苦手としている代名詞の使われ方も
そこまで完璧に覚える必要はありません(覚えるに越したことはないが)。
そういう細かいことを必死に暗記しなくとも
SVOCを正確に見分けられ、知覚・使役動詞、不定詞、分詞、関係詞といった文法を理解できていれば
間違いなく7割以上を確実に取れるようになるになります。
単語
次のような文があったとします。
私の友達が福岡にある九州大学に合格したいと思っているらしく、毎日必死になって勉強をしています。
私の友達が○○にある九州大学に合格したいと思っているらしく、○○必死になって勉強をしています。
仮に○○の部分が分からなかったとしても、「九州大学は何県にありますか?」なんていう問いがされない限り(ここでは、九州大学が福岡県にあるということが分かっていれば解ける知識問題になります)大体の意味は分かるので問題を解くときにほとんど影響がありません。
しかし、次の文はどうでしょう。
私の○○が○○にある○○大学に合格したいと思っているらしく、○○必死になって○○をしています。
ギリギリ、大学に合格するために勉強をしているんだということは分かりますが、
主語の部分が分からないので(主語の部分が分からない英文に出会うことはおそらくないと思うので、あくまでたとえです)、単語を推測することもできません。
さらに
私の○○が○○にある○○大学に○○と思っているらしく、○○必死になって○○をしています。
何が言いたいのかというと、単語を知らなければ絶対に英文を読めないということです。
当たり前ですね・・・・
当たり前のことなんですが、受験生の中にはなかなか英単語を覚えようとしない子もいて(逆に単語の暗記しかしない・・・できない?子もいますが)
入試直前1か月くらいになっているのに、まだターゲット1400が頭に入っていないなんてこともあるんです・・・。
そうならないように、国立大学を狙っている高校2年生は2年が終わるまでに
3年から本格的に共通テストの勉強を始めた子は夏休みが終わるまでに
単語の暗記を終わらせましょう。
なお、レイズではターゲット1400の単語をすべて覚えてもらう宿題を出します。
また、共通テストに出やすい英単語プリントも用意しているのでそれらも暗記してもらいます。
リスニング
リスニングが苦手だと圧倒的に点が取れなくなります。
早い段階でリスニングを得点源にするためにこの講座を受講する生徒に要求するのは音読です。
英文を英文のまま理解する力がなければリスニングで高得点は取れません。
対象
英検準2級の筆記に合格できるくらいの実力がある新高校2・3年生を対象にします(進研模試で偏差値45~55くらいが入塾目安になると思います)。
仮に準2級に合格できないくらいの実力があっても入塾はできますが、別途文法の宿題を出すのでそれらをやってくることを条件にします。
3月から受講を考えている高校1年生で中学英語はある程度できるけど
授業内容(3月~9月)
- 5文型の理解
- 英文読解に特に重要な不定詞・分詞・関係詞
- 基本的な構文の暗記
これらを早い段階で終わらせた後、国立2次の対策も兼ね、英文の精読・和訳をします。
授業内容(10月~12月)
市販されている共通テストの予想問題を利用し
- スマホやチラシなどのテキストメッセージ文読解
- 図表読解
- メール文
- 意見対立文
- マルチプルパッセージ
共通テスト特有の問題の解き方を身に付けていってもらいます。