受け身は

受け身

多くの子どもがこの本を読む。

Many children read this book.

この文は「能動態」の文です。

能動態の文は「主語」が「~する」

というように、主語が何らかの動作をする文です。

 

この本は多くの子どもたちによって読まれる。

This book is read by many children.

この文は「受動態(受け身)」の文です。

受動態の文は「主語」が「~される」

というように

主語が何らかの動作を「する」のではなく「される」立場にあるときに使うのが

受動態です。

「by ~」を置くことで「~によって」と動作の主体を表すことが出来ます。

受動態の順序

まずは受動態の基本的な順序を覚えましょう。

肯定文

【主語+be動詞+過去分詞(+by ~)】

否定文

【主語+be動詞+not+過去分詞(+by ~)】

疑問文

【Be動詞+主語+過去分詞(+by ~)】

 

単純に受動態はbe動詞が使われているので

be動詞の疑問文・否定文のつくり方と同じ

と覚えれば何も難しいことはないと思います。

 

 

最も適切なものを選びなさい。

(     ) this book written by him?

  1. do
  2. did
  3. is 
  4. are

という問題が出されたとき

「主語(this book)」の直後に「過去分詞(written)」が来ていることから

通常の一般動詞の疑問文

「Do(Does)+主語+動詞の原形」にはならないことから

「is」が正解だとことが導き出せます(主語が単数形なので「are」は不正解)。

 

受動態の疑問文の順序を覚えておけば、この問題はあっさり解けますよね?

なので順序はしっかりと覚えておきましょう。

受け身の文への書き換え

能動態の文から受動態の文に書き換える問題が定期テストでよく出されます。

手順は次の通りです。

  1. 目的語(一般動詞の直後の名詞)を主語の位置に移動する
  2. 動詞を(be動詞+過去分詞)にする
  3. 元の主語を文末で<by ~>で表す。

She took the picture last month.

動詞の直後にある名詞、ここでは「the picture」を主語にもっていきます。

The picture

次に動詞「took」を「be+過去分詞」にします。

The picture was taken

そしてもともとの主語「she」を「by」の後ろに持ってきます。

The picture was taken by him last month.

 

なお「by」は前置詞なので直後に代名詞を置く場合は3番目

つまり

「he his him」

の「him」を置きます。

 

また、もともとの文が過去形だったので「be動詞」を過去形の「was」にしていることも要注意です。

by以外の前置詞を用いる受動態

決まり切った表現としてそのまま暗記をしておく必要のある受動態もあります。

~に興味がある be interested in
~に驚く be surprised at
~で覆われている be covered with
~でいっぱいである be filled with
~でできている be made of
~から作られる be made from
~に知られている be known to
~として知られている be known as
~で知られている(~で有名だ) be known for

「be interested in」は頻繁に英文に出てきたり、問題になったりするので必ず暗記をしてください。

「be surprised at」は「be surprised to do」不定詞と混乱しないように注意する必要があります。