2018年度の合格実績です。
目次
2018年度の西南・福大合格率
2018年度7名(浪人生2人、現役生5人)が塾に在籍してくれました。
5名が西南を受験し2名が合格。
7名が福大を受験し5名が合格。
1人からは合否の結果の連絡を3月22日時点でもらえていません。
上記は延べ人数ではなく実数です。
高校や予備校が出している延べ人数で合格者数で表すと西南5名合格、福大15名合格になります。
これを考えると、各高校が出している西南・福大の合格実数は3分の1くらいになると推測できます。
西南に合格したのは2人とも浪人生でした。
そのうち1人は英語力は英検3級不合格レベルで、入塾直後は演習問題がほぼ何もわからない状態でした。
しばらくたっても成績が目に見えて伸びませんでしたが、その原因は間違いなく語彙力不足でした。
その子が努力をしているということは授業をしていればすぐに分かりましたし、理解力・暗記力があることも気づいていました。
語彙力さえ増やせば絶対に英語が読めるようになると分かっていたので、「どうすればいいか」と尋ねられても「とにかく語彙力を増やすことが大切」この1点を言い続けました。
成績が目に見えて伸びていない状況が続いていたので、私が言っていることを信用できないと思ったこともあるかもしれませんが、「とにかく語彙力を増やすことが大切」ということを信じて実行してくれました。
その結果、入試直前になって英語が急に読めるようになったみたいです。
俗にいう「壁を越えた」と言われるあれだと思います。
英語は語彙力・文法力があって初めて読解ができるようになります。
語彙力も文法力も中途半端な状態で多読をしても成績が伸びるわけがありません(方法にもよるかもしれませんが)。
現役生や現役の時に勉強をさぼってきたことが原因で浪人生になった人はギリギリまで英語が伸びない可能性がありますが、その子が合格したことは、最後まで合格を信じて努力をすれば壁を越えられるという証明です。
ちなみに、自己採点をすると西南では最高71点を取ったみたいです。
もう1人の浪人生は一度他の大学(西南・福大・中村ではない)に進学したものの、西南に合格するために夏休みから受験勉強を本格的に始めました。
塾の授業が日曜日にあり、大学が休みの日(最初は仮面浪人の予定だった)に公共交通機関を使って1時間以上もかけて通ってもらうのは申し訳ないと思い、入塾はもっと考えたほうが良いと伝えました。
それでも構わないと言ってくれたこと、大学を止め予備校に通うことになり、予備校の隙間時間を使えば日曜日にわざわざ来てもらうこともなくなるようだったので、平日に1対1で授業をすることになりました。
それだけの強い意志がその子を合格に導いたと思います。
移転前の結果にも触れておきます。
西南学院大学に合格した塾生は11人中5人(合格率45.5%)。
福岡大学に合格した塾生は17人中16人(合格率94.1%)。
合格したのは、筑紫3人、筑紫中央4人、武蔵台3人、柏陵5人・筑女1人です。
西南の合格率はたいしたことはないですが、福大の94%という驚異的な数字を出せていたのは、塾の英語の指導がそれなりに効果があったからだと思います。
ただし、大学受験は本人の努力が絶対的に必要です。
英語の成績が伸びたとしても選択科目で6割以下しか取れないくらいの勉強をしなければ合格ができるわけがありません。
そのほか、西南・福大のいずれも受験せず他の大学を受験した生徒もいます。
筑紫から現役で西南・明治・日大を受験し不合格。1浪後、日大へ進学。
自彊館から法政大学を受験。1浪時、代ゼミに通うも2浪。2浪で法政へ進学。
精華女子の特進から福岡女学院看護大学へ進学。
その他数名は夏休みになる前に何も言わずにいなくなった人が数名(連絡なしに塾に来なくなったとしても、塾側から連絡はしません。中学生ではあるまいし、やる気のない子を相手にしている時間がもったいないです)。
自分でできるなら塾は不要
西南・福大の英語はほぼ暗記で対応できます。
暗記量が多ければ合格点がとれ、暗記量が少なければ合格点が取れません。
ただそれだけです。
ですので、暗記ができるのであれば無理に塾に通う必要はありません。
塾に通う必要があるのは
「何を勉強すればいいかわからない」
「西南・福大に的を絞った勉強だけをし、浮いた時間を他の科目に回したい」
「ペース配分がよくわからない」
このような場合です。
これらが自分でできるのであれば、塾に通うよりも自分で勉強をしたほうが合格が近づくはずです。