「勉強時間は少ない方がいい」と言っても賛同してくれる人は少ない。

 

こういうと「勉強をしなくてもいいということか?」

 

と怒る人が出てくるが

 

そのような返答をされると私と根本から考え方が異なることが分かる。

 

「勉強などしなくてもいい」という意味ではなく1時間で終わるようなことを2時間も3時間もかける意味がないと言っているだけ。

 

同じ問題でも5分で終わる子もいれば、30分かかってしまう子がいる。

30分かかってしまう子がいつまでも30分かけていたら

勉強時間を6倍に増やしたとしても、5分度終わらせられる子に追いつくことはない。

これを埋めるために普段勉強をすべき

「勉強時間は少ない方がいい」というわけだ(受験期には可能な限り勉強をするのは当然として、そのときに5分で終わらせられるようになっているかずっと30分のままなのか、大きな差が出るのは当然)。

 

子どもたちは勉強以外にもすべきことがたくさんある

ゲームをしたり

漫画・小説を読んだり

アニメや映画を見たり

友達と遊んだり

スポーツをしたり

旅行したり

勉強以外にも大切なことがたくさんあるのに、それを表面的には分かったような気になっているだけで、理解できていない人が少なからずいるような気がする。

 

受験期を除けば中学生は1日の勉強時間は30分~1時間で十分(それで足りないというなら学校の授業時間を有効活用すればいいだけ)。

それくらいの勉強をすれば直前1・2週間3時間くらい勉強時間を取れれば定期テストで400点以上は取れるし、フクトの偏差値も60前後は取れるようになるのが普通。

高校では九大・九工大レベルの大学を目指すなら1日2時間~3時間くらいは勉強をしておいた方がいいが、西南・福大なら1時間くらいでも合格できる。

逆に、それくらいの勉強で結果が出せないのは、集中して勉強ができていないからで、時間を無駄にしているだけと思ったほうがいい(ただし、努力ではどうにもならない子も一定数いるのでそれはまた別の問題になる)

 

また、勉強の得意不得意には個人差があることを認めることも大切。

塾では全員ができるようになることを前提に一緒に勉強をしているし、協力はするけども、個人差は本当に大きい。

過去の経験になるが

説明せずにバンバン問題が解ける子もいれば、どれだけ説明しても理解ができず何十分もかかってしまう子もいる(この場合はまずはパターン暗記をさせて後で理解を伴わせていくことで対応するが、多くの場合、偏差値55の壁にぶち当たる)

高校3年の夏まで部活中心でほとんど勉強せずに偏差値40台前半だったのに、半年勉強をすれば地方国立大学に合格してしまうことが意外とある(数学が得意な子はそうなることが多い)。

これをHPで書くから批判を受けることがあることは重々承知しているが、それを隠して「どんな子でもうちの塾で学べば必ず成績が伸びます。定期テストで400点、偏差値60以上にできます」、なんてことは少なくとも自分には言えない。