学力により異なる
中学レベルの内容は簡単に教えて型を教えて丸暗記中心で少しずつステップアップすることは可能
高校レベルの内容になるとそれができない
可能な限り分かりやすく教えようとしても理解することが難しいものをどれだけわかりやすく教えたところで
それを理解する力がなければ結局「分かりにくい」となってしまう。
高校レベルの英語についていけていない子に授業をするときに解説をすると分かりにくいと思われることがある
これは内容そのものが難しいので、細かく解説をする必要があるのだが、それを理解する力がないから、分かりにくいと思ってしまう。
なので、英語が苦手な子に英語を教えるときは、中学で習うレベルのことを中学生に教えるときのように細かい解説を省いて、まずは形を抑えて、よくわからないけど書けるようになるという解説が必要になる・・・・
のだが
じゃあ、大学受験を考えている高校3年生に、そのような授業をしてしまうと、100%間に合わない
だから、中学生でも分かるような説明をすることはできない。
もちろん、個別で毎日授業ができるならいいのだが、それは現実的ではないはず。
だから、高校生がうちの塾で授業を受けるのなら、中学生レベルの内容は分かっている必要がある。
もしくは、難しいと思える授業に食らいつくだけのやる気が必要。
それができないのなら、初めから受験を考えるべきではない。
高校1・2年の時にまじめに勉強をしなかったツケを簡単に払えるのであれば、だれも苦労しない。
また、これも絶対に避けることができないことなのだが
高校レベルの英語をどれだけやってもずっとできない子も現実的にいる。
勉強が得意かそうでないかは個人差があり
英語はアルファベットを覚えることに苦労するというような極端な場合(ディスレクシア)は目立つが、そうじゃないときは数学ほど個人差が見えにくい(数学は中学時代にどのような状況なのかを見れば高校進学後どう数学ができるようになるかならないかはほぼ分かる。フクトで偏差値50台中盤を取れていようが、苦手な子は得意な子の10倍数学で努力をしても同じようにできるようにならない)。
単語の暗記ができれば文法理解もできると思っている人がいるかもしれないが
暗記と理解は別物(数学の計算問題、文章題も当然別物、計算問題ができないから中学レベルの数学でさえ全くできないように見えるのに、実は数学的思考が高い場合だって考えられる)
授業をやっていて「伸ばすのはかなり厳しいだろう」と自分が感じるのは
教えたことをパターンとしては覚えられるが
全く同じ問題なのに問われ方が変わると全くできなくなる場合
極端になると
finish , enjoyの後ろに来る単語は「~ing」付ける(これは適切ではないのだが、中学生に教えるときは学力状況によりこのように教えないと混乱を生じさせることもある)
と教えた後に
He finished (do) his homework last night.
適切な形にしなさいというような問題を出してもかけない場合もある。
また
問題の中にこれ以前に習った「want to, decide to, need to」などを入れ込むとと「decided doing ~」と、すべてに「ing」を付けるなんてこともある。
うちの塾は少人数性なので、生徒一人一人がどのような解答をしているのかをチェックしているので
表面的に正解は出来ても、理解をしていないという場合はすぐに分かってしまう。
そして、大半の子であればこう教えれば適切に答えられるというものを、見当違いな答え(全く理解できていないので、なぜそこでそうなるのだろうか?となる。普通なら間違い解答を見れば、なぜそのような間違えになってしまったのか見えてくるのだが、ほとんど何も理解できていな場合は、なぜそのような回答になるのかが全く見えてこない。ただし、それだけのことをもって勉強が苦手かどうかなど素人には分からないので、塾講師としてはいろいろ工夫をして教えていくわけですが、思うように結果がだせないことがほとんど、大きく変化した子も数名いますが、そういうことはかなり少ない)
定期テストで400点以上取れるのに、実力テストでは偏差値50取れるかどうかも微妙ということもある
こういう場合は、普段の勉強の様子を親がしっかりと見てあげるべき、もしかしたら努力ではどうにもならない可能性がなくはない。
公立中学レベルの内容なら本気で勉強をしているのなら毎日30分~1時間くらいの勉強ができていれば定期テストで400点前後は取れるようになるし、フクトなら偏差値60前後にもなる。
そうならないとするなら、勉強のやり方を間違えているか、認知的に弱い部分があり努力ではどうにもならない可能性も考えられるので勉強時間を増やしてもほぼ意味がない。
一方定期テストでは300点中盤くらいしか取れないのに模試になると偏差値60を超える子がいる
こういう場合は、努力次第で相当できるようになる。
多くの塾は、勉強は努力をすればどうにかなるというかもしれないが、
人間の発達について少しでも学んでいれば、そういうことは言えないはず。
努力でどうにかなる場合もあれば、どうにもならない場合もあるということは絶対に知っておくべきだし、
親であれば普段の子どもの様子から、そういう部分をしっかりと見てあげるべきだと私は思う。
もし、努力でもどうにもならないのであれば、学校の勉強をどこまでさせるかを考えるべき。
相当の努力をしているのにフクトで偏差値50を取れるかどうか微妙な状況にある場合は一般選抜入試で一定レベル以上の大学に合格することはおそらく厳しい。
この場合、暗記ができるのなら内申点を稼いで指定校推薦で大学に行くという選択を取るか、大学以外の進路を選ぶべき。
福大に進学したのに何もしないで卒業した人と、専門学校で学校の勉強以外の部分で必死に努力をした人や高校の工業科・商業科を卒業してを比べたら、後者の方が就職に困らない。
学校の勉強だけにしか目が向いていない親は、勉強についてもう少し考えたほうがいいかもしれません。
以前のHPではこういうことを載せていましたが、今は極力控えています。
殴り書きの状態ですが、近いうちに書き直します。