中学3年の

力の合成と分解・水中の物体に加わる力(P10~26)

力の合成と分解

P18の図11

  • 斜面に平行
  • 斜面に垂直
  • 垂直抗力

といった言葉がどういうことかは確実に分かるように。

 

「重力」が物体の中心からまっすぐ下向きになっている

を知らない子が意外と多いので要注意

 

P19の図13

斜面の角度が大きくなるとき

斜面に平行な分力と斜面に垂直な分力がどう変化するかを押さえる。

 

このとき以下のような問題が出されたときしっかりと答えられるようにしておくことも大切。

「台車にはたらく重力の大きさはどうなるか?」

斜面の角度が変わっても、台車にはたらく重力は変わらない

 

「斜面に垂直な分力Bと釣り合っている力の名称を答えなさい」

垂直抗力

 

P19「暮らしの中の理科」

「生活にかかわる中で力の分解を利用しているものの具体例を挙げなさい」

  • 斜張橋
  • 包丁

といったものを答えられるようにしておく。

また

斜張橋の塔とケーブルをつなぐ位置が上の方と下の方では

上につないだほうが分力が小さくなる(のでより重い橋を支えることができる)

ということも余裕があれば押さえておく

浮力

P22の実験結果

  1. 重力は常に一定。
  2. 水中に入っている物体の体積が大きいほど浮力は大きい。
  3. 物体全体が水中に入っているときは浮力の大きさは深さによって変わらない。

この3点は理解するまで図・表を見ながら考える。

 

これに関連した問題で

「この実験の「浅い」ときと「深い」ときでばねばかりの値(N)に変化がないことから分かることを答えなさい」

という問われ方がされる可能性がある。

そのとき

上に挙げた実験結果③を問われているということを把握したうえで

「物体全体が水中に入っているとき、物体に加わる浮力の大きさは、水の深さと関係ない」

というような解答ができるようになる必要がある。

 

理解を伴わせて暗記をしないとこの手の問われ方がされたときに何を答えていいのか分からなくなるのだが

こういった問題が解けるかどうかが

高得点を取れる子となかなか結果が出せない子の差になります。

 

単純暗記をすれば高得点が取れてしまう定期テストを出している中学校に通っていると

実際は分かっていないのに点数が取れてしまうので

定期テストでは点数が取れるのにフクトでは思うほど点数が取れない

ということが起こってしまいます。

 

実力テストで点数を取るためには

必要十分な暗記が終わった後は演習中心の勉強に切り替え

理解をしなければ解けない問題を解けるように頑張っていくようにしてください。

どう答えればいいか迷う問題

P14にある力の合成の実験結果の例で

輪ゴムの伸びが同じなので、力Fは力Aと力Bの合力といえる。

とある。

このとき、力Fは力Aと力Bの何という力にあたるか?

という問題が出てきたら

合力(ごうりょく)

と簡単に答えられると思います。

しかし、

「ゴムの伸びが同じことから、その働きについて、2つの力A・力Bと1つの力Fの間でどのようなことがいえるか?」

という問われ方をしたら

なんて答えていいのか迷うと思います。

この場合

同じはたらきをしている

が解答になるのですが

こんなの出されたら・・・困りますね。