「授業の活かし方」でもふれていますが

 

授業が簡単すぎて困ると思っている子がいる一方

授業が難しくて何を言っているかわからない

スピードが速くてどんどん先に行くから聞こうとしても集中して聞けない

という子もいると思います。

 

ここでは後者に該当する子に向けて書いています。

 授業の予習・復習どちらをすべき

予習と復習はどちらが重要か

という議論を定期的に目・耳にすることがあります。

あなたはどっち派でしょうか?

 

ここに

勉強が苦手なのだから予習をするよりも授業を聞いた後で復習をしたほうが効率的

と思っている子がいるとします

 

この考えにあなたは賛成しますか?それとも賛成できませんか?

 

もしこの子が、授業を聞いた後、ある程度理解したうえで復習をしたほうが効率的に勉強ができているのなら、おそらく、復習を重視したほうが良い結果になると思います

 

 

授業を聞いているときに、先生が言っている内容が全く頭に入らず、どんどん先に進んでしまう。

結局50分の授業でやったことといえば、何が何だかわからない板書をかきうつしたノート作成だけ。

こんな状況なら、学校の授業を基に復習をすることもできませんよね?

 

どうですか?

授業を受けた後に復習たほうが効率的だと思いますか?

おそらく思わないはずです。

このように

予習・復習のどっちのほうが重要かなんてのは

人による

としか言えないんです。

 

 

予習をしたほうがいいのか

復習をしたほうがいいのかは科目によって変わってきますし

自分の現在の理解状況によっても変わってきます。

自分にとって予習と復習どちら重視すべきかは自分で決めるようにしましょう。

 

授業が理解できていない場合

周りのみんなが先生の説明上手くて分かりやすいよねと言っている授業なのに

自分にとっては話すスピードが速すぎて

何が何だかわからないままどんどん先に進んでいる

という悩みを抱えている子もいると思います。

 

この場合は予習を重視したほうがいいかもしれません。

授業も分かっていないのに予習なんかできるわけがない

と思うかもしれませんが

 

授業を聞いても何も分からないっていう状況は

授業を無駄にしているのと同じじゃないですか。

 

真面目に授業を聞いているのに

まじめに授業を聞いていない子と同じように授業を無駄にするだなんて

時間がもったいないし、悔しいと思いませんか?

 

そう思うなら

 

予習をして授業で先生が話す内容をある程度分かっておく。

そうしたうえで授業に臨むほうが良くないですか?

事前に予習をして授業を復習に位置づけるほうが、授業を有効に使えるようになるはずです。

予習をしようと思ってもできない

予習をしろと言われても、授業が分からないのにできるわけがないと思い込んでいる子がいます。

こう思い込んでいる子は概して単に勉強をしていないだけだったりします。

 

ようは

やってもいないのにできないと言っている

だけなんです。

 

公立中学で習う内容はそこまで難しいものではないので、本を読んで自分である程度理解をすることは基本的に誰でもできます。

もし、参考書を読んで勉強をしているのに本当に理解できないのなら、親に自分がどのように勉強をしているのか見てもらってください。

そこで、明らかに間違ったやり方で勉強をしていると指摘されたら、勉強のやり方を変えましょう。

 予習に使うもの

学校の教科書・ワーク・配布プリント

どれを使っても大丈夫なのですが

それだけだと理解がし難いかもしれないので

理科・社会(特に理科)は市販の参考書を利用することを勧めます

 

うちの塾では

文章で必要十分な内容がまとめられている

面白いほどわかる本

お勧め中しています。

これは、定期テストだけでなく公立高校入試にも使えます。

これを完璧に覚えればあとは必要十分な演習をこなすだけで福岡県の公立高校入試の問題であれば8割前後(50点前後)を取れるようになります。

もしこれが難しいと思うのであれば

中学で習う内容をこれ以上簡単に説明できないというほど簡単に説明した

ぐーんっとやさしく

 を勧めます。

 

英語・国語・数学は予習に適した市販の参考書はないので

教科書や学校で使っているワークを利用するだけで十分です。

何を予習するかは

各教科の勉強法のところで書いているので参考にしてください。

 

授業を理解できなければ結果はだせない

授業を聞いても先生が何を言っているのか分からない場合

定期テストで自分が納得できる点数を取るのは難しいです。

 

成績が良いと言われている友達が

 

教え方があまりうまくない

理解しにくい

 

と言っている先生は少なからずいるはずですし

ある程度結果を出している友達がそのように言っているということは

その先生の教え方があまり良くないのは事実である可能性が高いと思います。

 

しかし、だからと言って

授業を聞いて理解できない

自分ができないのは授業が悪いから

というように自分ができない原因を他人のせいにしても意味がありません。

 

結果を出している子たちは

「分かりにくい」

とはいっても、先生が言わんとしていることは理解しているので

内容自体は理解しているはずです。

 

つまり、先生の教え方が悪かったとしても授業を理解できる子はいるわけで

できない原因は先生にだけあるわけではない。

 

もちろん、先生は生徒たちが理解しやすいように教えるべきですが、すべての先生がそれができるわけではないですし、学力差が全く異なる生徒が集まっている公立中学ではどれだけ教え方が上手い先生であっても授業を受けている生徒全員が理解できる授業をするのは不可能です(教育システムに問題があるので現状ではどうにもならない部分だと思います)

 

分からないという現実があるのなら

 

どうすれば 分かるようになるか

 

を考えたほうが成績UPに結びつきます。

 

授業を聞いても理解できなければ定期テストで結果を出すことは難しいのは間違いないのだから

 

結果を出したいと思うのなら

 

理解できるように頑張っていきましょう。