中学生が学校で現在完了形を習うとき

最近は常識的な感覚をもってイメージで覚えなさいと指導をする先生もいるみたいですが

時間の経過を表す矢印を書いて説明する方法が主流のようです。

 

別にそのように覚えることが悪いことではないのですし

それで覚えられるのならそれに越したことはありません。

 

ただ

多くの中学生にとって現在完了形は現在とつながりがあって

アスペクト(相)がなんたらかんたら

という解説をされても

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になるはずです。

実際に

私が現在完了形を中学生にしっかりと教えるのは

トップ層を教えるときだけです。

 

平均点前後の子だと

be動詞と一般動詞の違いが身についていないこともあるので

 

覚えるのは結構厳しいと思います。

そんな教え方を中学生にしたら

なんとなくわかったような分からないような・・・

で?結局なんなの?

と混乱するんじゃないでしょうか?。

 

とくに「イメージで覚えろ」なんていうのはかなりきついものがあります。

私はある程度英語の勉強をしてきているので

現在完了形がどのようなイメージなのかが感覚的にみについているので

「イメージで覚えろ」と言われた方が楽だし分かりやすいのですが

初めて現在完了形を習う子にとっては

「イメージで覚えろ」と言われたら

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になる可能性大です。

 

私は中学生が初めて現在完了形学ぶときには誰もがすんなり覚えられるように

「この単語があればこのように訳せ(for やsinceがあったら「(ずっと)~している」など)」というように、まずはこうあればこう訳すんだと暗記させてしまいます。

これが最良の教え方とは思いませんが

混乱させるくらいならまずは「現在完了形なんか簡単」と思わせておき、ある程度慣れてきたときに少しずつ現在完了形のイメージを教えるようにしています(生徒たちの学力状況によっては暗記だけさせてどういうイメージをもったものかの説明をしないこともあります)。

 

勉強の仕方が人によって異なるのと同様

自分の現在の実力によっても覚え方が異なるということを知っておきましょう(塾や予備校講師は生徒たちの学力状況によって教え方を変えているんですよ。生徒の学力状況が違うのに全く同じ教え方をしているのだとしたら、それこそ塾の存在意味がなくなります。参考書を読めばいいだけです)。

 

有名塾講師が書いている参考書だからといってそれがすべての人に最良の参考書だとは限りませんよ。