社会・理科は塾のテキストを利用して独学でしてもらいます。
目次
自分で覚えてくる
「授業を聞かないと分からない」と言う子は多いかもしれません。
しかし、そういう子はやってもいないのに「できない」と思い込んでいる場合が大半です。
勉強習慣が身についていない子からすると信じられないかもしれませんが、理科・社会は集団授業で勉強をするよりも、自分のペースで勉強をした方が効率的に高得点が取れるようになる科目なんです。
実際に、レイズの塾生は、授業をしていないのに社会・理科のフクト偏差値が50を下回る生徒はほとんどおらず60を超えることも珍しくありません。
社会・理科は「やるかやらないか」で結果が大きく変わる教科です。
やりもしないのに「できない」と決めつけずに、まずは自分でテキストに向き合ってみましょう。
自分のペースで学習を進めることで、理解が深まり、自信にもつながるはずです。
社会・理科の宿題のやり方
塾で利用しているテキストは「新ワーク」です。
新ワークの使い方
左に「要点のまとめ」右に「確認問題」が載っているページを開きます。
まず「要点のまとめ」を覚えてください。
このとき、完璧に覚えようとする必要はありません。
ある程度覚えたと思ったら「確認問題」を解いてください。
最初にまとめページを覚えるときに完璧を要求しないのは、初めてその単元を勉強する子には、その時点では何が重要なのかを判断することが難しいからです。
ある程度覚えた後「確認問題」を解き、そのあとで「要点のまとめ」に戻って必要箇所を頭に入れなおしたほうが効率的であることは間違いないです。
「確認問題」を解いた後、間違えた問題や正解したが自信が持てない問題を「要点のまとめ」に戻ってもう一度暗記をし直すやり方で暗記をするようにしてください(「解答」の解説はすべて目を通す)。
これらは20分~40分(単元により異なる)くらいで終わらせられるはずです。
それらが終わったらページをめくり「練習問題」を解いてください。
しっかりと暗記ができていれば、「練習問題」はほぼ満点が取れるはずです。
「練習問題」を解き終わった後、「確認問題」を解き終わったときと同じように必要だと思える個所に戻って暗記をしてください。
それが終わった後「実践問題」を解いて終了です。
単元の最後には「定期テスト対策」の問題も用意されているので適時解いてください。
※ 定期テスト直前期は理科に限り必要に応じて個別対応をします。
参考書
新ワークの要点のまとめページはそれだけを使って暗記をしようとすると覚えにくい場合もあります。
そこで「独学用のお勧め市販参考書・通信教材」の「理科/社会の解説書」の項目でお勧めしている『面白いほどわかる本』などの講義系の参考書を利用することを勧めます。
社会・理科を利用して自分の勉強法を確立する
「勉強は先生や塾の先生に教えてもらうもの」そう思っている子も多いはずです。
もちろん、授業は知識を深める上で大切です。
しかし、受け身の姿勢のままでは、高校、大学と進学するにつれて学習についていけなくなる可能性があります。
特に学習内容が比較的容易な中学時代は、自主学習の基礎を築く絶好の機会です。
「テキストを読み込み、内容を理解し、練習問題を解いて慣れる」という一連の流れを習慣化することで、成績向上はもちろん、高校以降の学習にもスムーズに対応できるようになります。
そこで塾では、社会・理科の学習を通して、生徒たちが独学ができるようになることを目指しています。
これらの教科は、英語・数学と異なり積み上げ式の科目ではなく、単元ごとに学べるので自学自習に適しており、自主的に学習を進める力を養うのに最適です。
ここで「効率的な独学方法を教えてください」という声が生徒たちから挙がってくるのですが、残念ながら、万人に共通する魔法のような勉強法は存在しません。
勉強法は、試行錯誤を繰り返す中で、自分自身で見つけていくものです。
大切なのは、日々の学習の中で「どうすればもっと効率的に学べるか」を常に意識することです。
社会や理科だけでなく、英語、数学、国語など、他の教科でも同様です。「もっと良い方法があるのではないか」と常に考え、自分なりの学習スタイルを確立していきましょう。
中学1、2年生のうちからこの意識を持っておくことで、受験期に「何をすれば良いかわからない」と悩むこともなくなるはずです。
ただし、「間違ったダメな勉強方法」はあるのでそれは参考にしてください。
誤解しないでもらいたいのは、学校や塾の授業を否定しているわけではないということです。
特に、質の高い授業は、学習意欲を高め、深い理解へと導いてくれます。
しかし、現実として、多くの中学生が受け身で学習しているのも事実です。
だからこそ、中学時代に「勉強は自分でするもの」という意識を育てることが重要であり、社会や理科の独学はそのための有効な手段となります。
自主的に学ぶ力を身につけることで、高校、大学へと自信を持って進んでいきましょう。
中学生のうちに独学の基盤を築く