現在形と現在進行形の使い分けが分からず混乱してしまう子は少なからずいると思います。
目次
混乱する原因
安心してください。
中学1年の時は
現在形と進行形のどちらを使えばいいかなんて考える必要ありません。
まだ英語を本格的に習い始めてから1年も経っていない時期に
現在形と進行形の使い分けを理解するなんて難しいんです。
だって、この時点では複文をならっていないですから…。
現在形は
現在の習慣
進行形は
今現在、まさにこの時間やっているときに使う
なんて言われても
I play tennis.(私はテニスをする)
と
I am playing tennis.(私はテニスをしている)
なんとなくわかる気はしないでもないけど
やっぱり、どちらも同じじゃない?
ってなるに決まっています。
一番最初は「now」があれば、進行形にする
なんて覚え方もなくはないのですが、個人的には勧めません(授業でもそのようなことは言いません)
進行形の順序
肯定文は
【主語+be動詞+~ing】
否定文は
【主語+be動詞+not+~ing】
疑問文は
【Be動詞+主語+~ing ?】
まずはこれら進行形の順序を暗記してください。
1年の時はこの暗記だけで十分です。
なお、進行形は「be動詞」が使われているので
疑問文に対する回答は「be動詞」を使います。
例えば
Is he playing soccer?
にYes / Noで答えるときは
Yes, he is. / No, he's not.
のようにします。
動詞の~ingのつくり方
【大半の動詞】
一般動詞の原形に~ingをつけるだけ
- read ⇒ reading
- cook ⇒ cooking
- sing ⇒ singing
【語尾がeの動詞】
「e」を取って~ingをつける
- write ⇒ writing
- come ⇒ coming
- make ⇒ making
ただし
seeは「seeing」のように「e」は取りません。
【語尾が短母音+子音の動詞】
子音を重ねて~ingをつける
というルールがあるのですがこれは
これはルールを覚えるよりも子音を重ねる動詞を暗記したほうが手っ取り早いです。
- cut ⇒ cutting
- get ⇒ getting
- run ⇒ running
- sit ⇒ sitting
- stop ⇒ stopping
- swim ⇒ swimming
というのも
- listen ⇒ listening
- visit ⇒ visiting
「listen」と「visit」のように子音を重ねないものもあるからです。
なぜこうなるかの理由を聞くよりも
子音を重ねる動詞は数が少ないので覚えてしまう方が楽なんです。
なお
動詞「begin」は少なくとも中学のときに進行形で使われる場面は出てこないと思いますが、一応、このルールに基づいて「beginning」となります。
名詞「始まり」として出てくることがあるかもしれないので一応知っておいてください。
【子音+y】は「y」を取らない
複数形・三単現のs・過去形は「子音+y」のときに「y」を取るので
「~ing」のときも取ってしまうというミスが目立ちます。
「~ing」は「y」そのまま残す
と思いっきり叩き込んで間違えないようにしましょう。
問題を解くとき
なぜ、順序を覚えるだけでいいかというと
進行形の問題は
- 「I study English.」を進行形にしなさい。
- 「I'm (study / studies / studying) English.」のカッコ内を適切な語を選びなさい。
- 「You are studying English.」を否定文or疑問文にしなさい。
- 「his / is / he / English / friends / speaking」を並べ替えなさい。
というような
明らかに現在進行形を使うことが分かる形でしか出題されないからです。
一般動詞の理解が出来ているのなら
「study」と一緒に「be動詞」はつけってはダメということもすぐに分かるので
②の答えは「studying」にしなければならないということも分かります。
現在の習慣がなんたら
とか
今まさにやっているから進行形なんだ
なんてことは混乱を生じさせるだけなので、この時点では気にしないほうがいいんです(もちろん、理解できるのならしたほうがいいですが、この時点で理解できる子はそこまで多くないはずです)。
そんなことよりも
進行形の順番をしっかりと覚える方が大切です。
進行形をちゃんと理解するのは接続詞の「when」を習うときにしましょう。