細かいことを覚えようとすれば助動詞も難しいのですが

まずはこれだけは覚えておきたい

という基本だけを押さえておきましょう。

中学英文法のまとめ

 

基本助動詞

まずは以下の5つの助動詞を覚えてください。

  1. can:~できる
  2. will:~するつもりだ
  3. must:~しなければならない
  4. may:~かもしれない
  5. should:~すべきだ

 

助動詞を学ぶときに

  1. 可能
  2. 意志
  3. 義務
  4. 推量
  5. 当然

なんという言葉を覚えさせられたかもしれませんが、それらは無理に覚える必要はありません。

まずは、上の5つが「助動詞」ということとそれらの意味を押さえるだけで十分です。

英語の勉強をするときは覚える負担をとにかく減らす。

訳の分からない文法の言葉を覚えようとしたら英語が嫌になるだけですからね。

短縮

助動詞を否定表現にするときは以下のように短縮するのが通常です。

  1. can not ⇒ can't
  2. will not ⇒ won't
  3. must not ⇒ mustn't
  4. should not ⇒ shouldn't

「may not」の短縮形はありません。

 

なお

「mustn't」は「~してはいけない」(禁止)

と訳しますが

「don't have to」は「~する必要はない」

と訳します。

肯定文では同じ意味になるのに、否定文になると意味が異なるので要注意です。

助動詞を用いた分の順序

肯定文

主語助動詞動詞の原形

あなたは英語を話すことが出来ます。

You can speak English.

 

否定文

主語助動詞+not+動詞の原形

あなたは英語を話せません。

You can not speak English.

 

疑問文

あなたは英語を話せますか。

助動詞主語動詞の原形~?】

Can you speak English?

 

助動詞の疑問文に「Yes / No」で答えるときは助動詞を使います。

Can you swim? 

Yes, I can. / No, I can't.

 

Will you come?

Yes, I will. / No, I won't.

書き換え表現

次のように書き変えることが出来ます。

「can」=「be able to

「will」=「be going to

「must」=「have(has/had) to

「be」は、下の例文のように、主語によって形を変える必要があります。

  • I can swim. 
  • I am able to swim.

 

  • He will go to America.
  • He is going to America.

 

  • You must study hard.
  • You have to study hard.

 

これらは微妙に意味合いが異なるのですが、最初は全く同じものとして覚えたほうが混乱はなくなります。

中学3年のときに助動詞の復習をするときがあるはずなので、そのときに意味の違いを押さえましょう。

助動詞の重要表現

①「Can I ~ / May I ~」で「~してもいいですか」

窓を開けてもいいですか。

May I open the window?

主語が「I」になっていることを意識して覚えれば

自分が何かをしていいか許可をもらうときに使う表現だということがすぐに記憶に残るはずです。

 

②「Will you ~」で「~してくれませんか」

窓を開けてくれませんか。

Will you open the window?

主語が「you」であることを意識すれば

相手に何かをお願いするときに使う表現だということを簡単に覚えられるはずです。

なお「Will you」は

  • Would you
  • Can you
  • Could you
  • Please

に書き換えることができます。

 

③「Shall I ~」で「(私が)~しましょうか」

(私が)この部屋を掃除しましょうか。

Shall I clean this room?

この質問への返答は

Yes, please.(お願いします)

No, thank you.(いいえ結構です)

などになります。

 

④「Shall we ~」で「(一緒に)~しませんか」

(一緒に)野球をしませんか。

Shall we play baseball?

この質問への返答は

Yes, let’s(やりましょう)

No, let's not.(いいえやりません)

などになります。

「shall we」に対して「let's」で答えるのは特に意識して覚えておきましょう。

 

⑤「Would you like+名詞」で「…はいかがですか」

ジュースはいかがですか。

Would you like some juice?

入試によく出題される助動詞

①各組がほぼ同じ意味になるように空欄に適語を入れなさい。

You mustn't go out.

(     ) go out.

空欄に「Don’t」を入れる問題

逆に

Don’t play soccer here.

You (      ) play soccer here.

空欄に「mustn't」を入れる問題

が出されることが多いです。

 

同じ意味になる系の問題は他に

Will you open the window?

(       ) open the window?

空欄に「Please」を入れるといったものもあります。

もあります。

 

②対話文が完成するように空所に適語を入れなさい。

Must I speak English?

No, you (     ) (     ) (     ).

空欄に「don't have to」を入れさせる問題も出されます。

「Must」で尋ねられた時「No」で答えるときは「mustn't」ではなく「don't have to」を使う

と単純に覚えておいておけば大丈夫です。