英語を本格的に勉強し始めるときに
これだけは絶対にできるようになっておいたほうがいい
のは
主語・動詞の判別
です。
速い段階でそれができれば、英語を得意科目にできます。
※ 「be動詞・一般動詞」を習うときに並行して主語・動詞の判別ができるようになっておきましょう。
目次
英語は順序が重要
英語は単語の並び方を覚えることが大切です。
いきなりたくさん順序を覚えようとしても混乱するので
まずは
主語+動詞
主語のあとに動詞がくることを覚えてください。
といっても
「主語」って何?
「動詞」って何?
という子に
主語の後に動詞がくると覚えろと言っても覚えようがないですよね。
でも、
主語と動詞が何なのかが分からなければ英語ができるようにはならないので
まずは
主語
動詞
を見分けられるようにしましょう。
主語
混乱を避けるためにまずはシンプルに
最初の「は」までが主語
と覚えましょう。
- 私は先生です。
- 私のお母さんは旅人です。
- 私のお父さんの友達は宇宙人です。
最初に出てくる「は」までが主語だって覚えておけば
①は「私」
②は「私のお母さん」
③は「私のお父さんの友達」
が主語だと判断できるようになります。
そして英語では主語を最初に置くので
①は「I」
②は「My mother」
③は「My father’s friend」
で書き始めればいいわけです。
もちろん、最初の「は」までが主語でないときもありますよ。
例えば
「この部屋には私の本がある」
というときの主語は
「私の本」です。
「この部屋には」ではありません(もちろんこれを無理やり主語にして英文を書くことは可能ですが)。
でも
英語を習い始めた時に危険なのは
混乱
です。
公立中学で扱っている英文はシンプルなものが大半なので
最初の「は」までが主語であることが多いです。
英語学習においてはとりあえず「は」までが主語の可能性が高いと覚えて
慣れてきたときに改めて主語が何かを理解する(国語の勉強が進めば自然と判断できるようになるはずです)
英語ができるようになることを重視すればこの教え方は間違っていないと思います。
動詞
次の動詞です。
動詞は大きく分けて「be動詞」と「一般動詞」があります。
「be動詞」は
【is】
【am】
【are】
これら3つしかありません(過去形を習ってからは2つ増えます)。
3つしかないので、
これらが動詞であることはすぐに見分けられますよね。
問題は「一般動詞」です。
「一般動詞」は
た~~~くさん
あります。
でも、国語で品詞の勉強をしているので動詞かどうかの判断は普通にできますよね?
いや、できない?
そうなんです。
「私は本を読みます」
この動詞はなに?
と聞いても答えられない子が結構いるんです。
日本語は文の後ろが動詞になるのが基本だよ
とか
終止形にして「う」で終わるのが動詞だよ
伝えることから始めなくてはなりません。
見分け方を教えることで動詞かどうかが見分けられるようにはなるのですが
せっかく日本語で分かるようになっても
英文になると
????
という子も多いです。
じゃあどうすればいいの?
となりますが
そういう場合は・・・
暗記
したほうが早いです。
以下のような
中学の初期段階でよく出てくる一般動詞ばかりを集めたプリントを作り
- (スポーツ)~をする play
- ~を飲む drink
- ~を読む read
- ~を勉強する study
- ~を知っている know
- ~を見る watch
- ~を書く write
「これは一般動詞だよ」あらかじめ伝えておき
この単語は一般動詞と覚えさせてしまうんです。
これで「動詞」の判断ができるようになれば
英語の基本順序
主語+動詞
の順序を間違えることはほぼなくなります。
※ 中学2・3年なのに、まったくでたらめなあり得ない順序で英文を書く子がいるとしたら、まずは「主語+動詞」をできるようにしてください。これができなければ、新しい文法を覚えようとしてもなかなか使えるようにはなりません。