公立中学で習う理科は難しい内容もほとんどないので簡単ですが

「理科」と聞いただけで拒否反応を起こしてしまう子にとっては

  • 教科書の文字を読むのも嫌だ
  • 何が書いてあるのか理解する気になれない

となってしまう科目でもあるかもしれません。

中学理科が面白いほどわかる本&教科書

最近の中学理科の教科書は以前に比べて読みやすくなっていますが、教科書だけで全てを覚えるのは難しいものです。

そこで、定期テスト対策としてまず取り組んでいただきたいのが、【中学理科が面白いほどわかる本】です。

この参考書は、説明が非常に分かりやすく、要点も的確にまとめられているため、基本的な内容を理解するのに最適です。

まずは、小説を読むように2・3回通読し、どのようなことを学ぶのかを大まかに把握してください。

その後、赤い部分を中心に暗記に取り組みましょう。

それが終わったら、次に教科書を2・3回読んでください。

『面白いほどわかる本』で基本的な知識が頭に入った状態で教科書を読むと、読みにくい教科書でも重要な部分や覚えるべき点が自然と分かるようになっているはずです。

単元によっては理解が難しい部分もあるかもしれませんが、その場合は無理に覚えようとせず、ひとまず範囲内の内容を大まかに理解することに重点を置いてください。

学校のワーク・プリントと無料動画

範囲内の内容がある程度分かったら次に学校のワーク・プリントを使って暗記と問題演習に取り組んでください。

このとき、一度に全部解いてから答え合わせをするのではなく、見開き1ページを解き終わったらすぐに答え合わせをし間違えた問題を暗記するようにしてください。

用語は暗記だけでいいですが、中には理解を伴う暗記が必要になるもののあるので、それらについて解説を丁寧に読み込み、理解を深めることが大切です。

しかし、解説を読んでもどうしても理解できない問題も中にはあるはずです。

そのような場合は、映像授業を活用することをおすすめします。

映像授業は、視覚的に分かりやすく解説してくれるため、理解が難しい単元でも理解を助けてくれます。

映像授業といえば「スタディサプリ」が有名ですが、無料で利用できる質の高い映像授業も数多く存在します。

試しに「中学2年 理科 電流」とか「中学2年 理科 電力」といったキーワードで検索してみてください。

実験動画まで丁寧に公開しているサイトが見つかるはずです。

具体的に名前を挙げることは避けますが、「ト」で始まる動画は、無料で公開されているとは思えないほど質の高い内容です。

また、基本事項を丁寧に且つ一番わかりやすく説明している【19ch.tv】が個人的には一番好きです。

こういった映像授業を活用することで、必要な用語の暗記はもちろん、参考書だけでは理解が難しい単元も、定期テストレベルの問題であれば十分に理解できるようになるはずです。

教科書準拠の問題集

上で書いた内容を終わらせたらすでに定期テストで80点前後の点数を取る力は十分に身についているはずです。

しかし、それでもまだ不安が残るという場合には、市販の参考書を使った演習を取り入れることをお勧めします。

特にお勧めしたいのは【教科書ワーク】です。

学校のワークと同様に見開き1ページごとに答え合わせをしてください。

間違えた箇所については、解説を丁寧に読み込み、必要であれば映像授業を再度視聴するなどして、確実に理解を深めるようにしましょう。

普段勉強をしない子

普段勉強をあまりしない子は理科にまったく関心がないので集中して勉強ができないはずです。

そのような状況では参考書を読んで分からない箇所が出てきたとしても、繰り返し読んだり動画を見たりして理解を試みようとはならないかもしれません。

この場合は学校で使っているワークやプリントの問題を丸暗記するという単純作業をするのが一番だと思います。

それだけでも何もしないときと比べればよい点数が取れるようになるはずです。

定期テスト対策