中学の時はそこまで数学に苦手意識を持っていなかったが
高校に入ったら授業についていくことも厳しくなった
しかし
国立大学を目指しているから数学は捨てられない
ある程度できるようにならなければならない。
という人は以下を参考にしてください。
目次
学校の授業についていけなくなった場合
学校の授業にまったくついていけなくなってしまった場合
もしくは、このままだとついていけなくなると焦っている場合
まずは
を参考にしてください。
苦手意識を持っている子が
高校数学をできるようになるには質も大切ですが量も絶対に必要になります。
高校に入ったら急に数学ができなくなった…
と感じているのであれば
最初にやるべきことは
勉強量を増やす
です。
自分で復習をする必要がある
学校の授業についていけなくなり
授業を聞いても何を説明しているのか分からないという最悪な状況になってしまっている場合は
基礎が完全に抜けている可能性が高いので
授業とは別に過去にさかのぼって自力で復習をする必要があります。
できないからといってすぐに塾を利用しようという考え方はお勧めできません。
高校1・2年生が塾を利用するは最終手段です。
と
「チャート式」の黄色
の2冊を利用して自分の力で基礎の定着を図ってください。
共通テスト以外で数学は使わない国立文系や、私立文系学部を数学で受験する場合
白チャートでもいいかもしれませんが
国立の二次試験や私立理系学部を受けるのであれば白ではどうにもならないはずです。
数学が得意ではないし時間にも余裕があるから
超基礎を押さえるため白チャートをやり
その後黄チャートもやる
という場合を除き国立の二次で数学が必要な人は黄チャートにすることを勧めます。
なお、これらは基礎固のために使う参考書であり
受験期には自分の大学にあった参考書を別に利用する必要があります。
参考書の難易度
数学が苦手な人は
フォーカスゴールドはもちろん、レジェンドでさえあり得なく難しく感じるはずです(学校でそれらを使っているときも基本的なことはできるけど難しいものになると解説を読んでも理解できないものがたくさんあるはず)。
なので
自力で復習をする場合は
網羅系で他と比べ細かく難易度分けがされているチャート式を利用することを勧めます。
仮に難易度を0~10の11段階に分けるとすれば(0が中学生の基本は分かっている状態、真ん中の5が共通テストで6割以上を確実に取れる、10が旧帝大の二次試験で6割以上取れるくらいの実力と考える)
白チャートが1~5
黄チャートが2~7
青チャートが2~8
こんな感じなんじゃないかと思います。
この数字はあくまでも私個人の感覚ですし、参考書を比べて厳密に難易度比較などできるわけがないので(どの程度の難易度の問題をどの程度載せているか、比重も違う)
なんとなく、そんなもんなのかな?
みたいな感じで捉えてください。
問題精講の2つ(標準と上級はよくわかりません)であれば
入門問題精講が1~5
基礎問題精講が4~7
数学が得意でない人が基礎問題精講をやろうとしても
2・3の部分が分からずいきなり4をやることになり
「分からない…」
となる可能性が高いです。
基礎問題精講を読んだだけではどう頑張っても分からなかった問題を
黄チャートをある程度理解してから解くと
分からなかった問題すべてができるようになっているんです(数学が得意な講師にはこういうことをなかなか気づけないんじゃないかと思います)。
「黄チャート」をやれば「標準問題」を解けるようになるんですから
数学が苦手だと自分で実感しているのであれば
多少分厚かろうが「黄チャート」を利用すべきです。
「標準問題」だと
どれだけ頑張っても分からず時間だけが過ぎて途中でやめてしまう
なんてことになと分かっているんだから
量が多くても基礎から確認できる「黄チャート」を使って最後までやり抜いたほうが
結果的に早く数学ができるようになります。
「標準問題」はあくまでも数学がある程度できる人が短時間で確認するために使うものです。
本当に全くできない人
高校数学が本当に全くできない人になると
チャート式をやろうにも手が付けられない…
という場合もあるだろうし
【やさしい高校数学】
【日常学習から入試まで使える 小倉悠司のゼロから始める数学Ⅰ・A 】
授業形式で解説がないとやる気が起こらないという場合は
基本内容を映像授業で学べる【数学のトリセツ!】
他に
「高校これでわかる数学」や初めから始めるシリーズなど
「この参考書で分からなければもうどう頑張っても無理」
などを使ってみてください。
もしここに挙げたレベルの数学でも
「何をやっているのか全く分からない」
という場合も起こるかもしれません。
そうであっても
「なんとかして数学ができるようにならないとダメ」
という場合
これら以上に簡単な参考書に取り組むことになると思いますが
そこまでいってしまうと
もはやそれをやったところで
大学入試レベルの問題を解けるようには一生ならない可能性が高いです。
ここに挙げた参考書でもどうにもならない場合
本来数学を捨てることはお勧めできませんが
早い段階で数学を捨てることも考えなくてはならないかもしれません。
1日2・3時間の勉強を毎日続けるなど本当に必死になって頑張ったのに
学校の授業にもついて行かないというのであれば
できる科目を活かして受験勉強を乗り切るように考え方を変えたほうがいい結果になる可能性が高くなるはずです。