be動詞・一般動詞は何とか覚えることができたとしても
三単現のsで英語を難しく感じ始める子が多く出てきます。
目次
理解できれば得意科目になる
英語を本格的に始めたばかりの中学生の多くが混乱するのが三単現のsです。
しかし、ここを乗り切ることが出来れば、その後しっかりと勉強を続けることで
ほぼ間違いなく中学英語を得意科目にすることができるようになります。
これを理解できる力があるなら
その後の文法事項が理解できないということはまず起こらないからです。
だって、中学英語って本当に簡単なんですから…
なので、初めは多少辛い思いをするかもしれませんが
めげずに絶対に理解しましょう。
3単現のsのつくり方
3単現のsのつくり方は「複数形」のつくり方と同じです。
複数形は
「名詞」が複数の時に「名詞」に「s」を付ける
三単現のsは
主語が三人称・単数・現在形のときに「動詞」に「s」をつける
英語に慣れていないときはこの違いが分からず
動詞にsを付けず、名詞に付けてしまうというミスをする子が目立ちます。
ミスをしないようにするには
三単現のsを付けるかどうかは「主語+動詞」だけに注目するようにしましょう。
「主語+動詞」の「動詞」に「s」を付ける。
「動詞」以外に三単現の「s」はつけない。
これをとにかく意識することで、ミスは減っていくはずです。
ここでも「品詞」の理解が役立つので、品詞を見分けられないのであれば見分けられるようになっておきましょう。
三単現のsをつけるときの簡単な覚え方
まずは
【主語がI・you以外のときに動詞にsをつける】
これだけ覚えましょう。
主語が「He」のときは三単現のsをつけますか?
付けますよね。
なぜですか?
「He」は「I・You」ではないからです。
「She」は?
「My friend」は?
「It」は?
「The dog」は?
これらが主語のときに三単現のsはつけますか?
付けますよね。
なぜですか?
「I・You」ではないからです。
これを何度も繰り返し、三単現のsをつけるときを体にしみこませるんです。
この段階が終わったら
次に覚えるのが
【複数のときはつけない】
です。
三単現のsを習う前に
単数形と複数形の違いが分かっているはずなので
「複数形」が分からない
という子はいないはずです(分からなかったらまずは複数形を覚えましょう)。
主語が「They」のときは三単現のsをつけますか?
付けませんね。
なぜですか?
「They」が複数だからです。
「We」は?
「My friends」は?
「Our pet dogs」は?
これらが主語の時はsを付けますか?
付けませんね。
なぜですか?
「複数」だからです。
I・You以外はつける
ただし
複数形はつけない
英語を習い始めの中学生にはこの覚え方が一番混乱しないと思います。
これで混乱するのなら
単数のときはつける
複数の時はつけない
ただし単数でも「I・You」は例外的につけない。
この覚え方もありです。
否定文・疑問文の順序
否定文は
【主語+doesn't(does not)+動詞の原形】
疑問文は
【Does+主語+動詞の原形~?】
の順序になります。
たったこれだけのことなのですが、
「do」を使ってしまったり
「is」や「are」を使って疑問文を作ろうとしたり
繰り返し同じ間違えをする子がいます。
そのような子は覚えるべき文法事項が増えるごとにますます混乱してきます(定期テストでは単元別に出されるのになんとか対応できることもありますが、実力テストになるとまったくでたらめな答えを書いてしまいます)。
逆に3単現を完璧に使えるようになる子はその後、
「不定詞」
「現在完了形(完了進行形)」
「分詞」
「関係代名詞」
「使役動詞」
「仮定法」
といった文法事項を学ぶときもすぐに理解し
英語を得意科目にすることができます(もちろん、勉強をしなければ得意にはなりません)。
三単現のsを教えてもらってすぐに理解できるか。
ここで英語ができるようになるかどうかある程度見えてきます。
仮になかなか覚えられない状況にあったとしても、必死に食らいつて、1年の2学期が終わるまでに完璧になっておきましょう。
※ 勉強には個人差があります。教えてもらった直後はできたとしても(学校や塾の授業ではその日に習った内容しか問題に出されないので、仮に理解していなくても誰でも解けてしまう)、実力テストになると全くできないということもあります。