定期テストでどのくらいの勉強をすれば80点以上取れるかについてある程度の目安を書いておきました。
目次
必要な時間は異なる
テストで点数を取るために必要な勉強時間は、
- テスト範囲の広さ・難易度
- 得意科目・苦手科目
- 現時点での理解度・暗記量
- 個人の能力
- 目標点数
によって大きく変わります。
そのため、「何時間勉強すれば結果を出せる」という明確な答えはありません。
明確に答えられないとは言っても、具体的な数字を提示されたほうがそれを目安に頑張れると思う子も多くいるみたいです。
そこで、私の経験上、5教科(国・数・社・理・英)で、どれくらい勉強すればどれくらいの点数が取れるか、目安を示しておこうと思います。
100点未満
数学は記号問題が少ないため、知識がないと1桁になることがあります。
一方、他の4教科は記号問題があるため、勘で答えても10点から20点は見込めます。
つまり、知識ゼロでも5教科合計で50点前後になる可能性があります。
また、定期テストは基礎問題が多く、少しでも勉強していれば20点から50点は取れます。
これらのことから、学校の授業を一切受けず、知識が全くない場合を除き、5教科合計で100点未満を取ることは考えにくいです。
授業を受けているにもかかわらず、ほとんどすべての科目が0~20点以内の場合、認知的に弱い部分があることも考える必要があるかもしれません。
100点台中盤~200点前後
授業を真面目に受けず、家庭学習も全く行わなかった場合でも、定期テストで20点から50点程度は取れます(中学時代の私がそうでした)。
ただし、英語や数学のように、一度つまずくと理解が困難になる教科もあります。
この2教科では、授業を真面目に受けても理解が追いつかず、結果として10点台になることがあるかもしれません(私自身、中学3年の英語はほぼ10点台でした)。
これらのことから、授業中に居眠りをしたり、学校を休んで授業を一切受けなかったりしない限り、家庭での学習時間がゼロでも200点前後は誰でも取れると思います。
270点~350点(平均点)
平均点前後が取れれば十分だというのであれば
「平均点を取れていない中学生がやるべきこと」でも触れていますが1教科5時間程度で十分可能だと思います。
380点~420点
多くの中学生は、普段はあまり勉強せず、テスト直前の一週間だけ焦って勉強する傾向があります。
平日の勉強時間が2~3時間、休日が5~6時間だとすると、一週間でせいぜい25時間程度にしかなりません。
このような状況で「勉強したのに点数が取れない」と嘆く生徒は少なくありませんが、25時間程度の勉強で80点以上を期待するのは甘いと言わざるを得ません。
普段から勉強する習慣がない場合、5教科で合計50時間、つまり1教科あたり10時間程度の勉強時間を確保してください。
450点以上
1教科90点以上を目指すとなると、普段の学習習慣や個人の能力によって必要な勉強時間は大きく異なります。
毎日勉強漬けの生活をしても思うような結果が出せない子がいる一方、普段は全く勉強せず、テスト直前1週間毎日3時間程度の勉強をするだけで、毎回450点以上を取れてしまう子もいるはずです。
80点以上を目指すなら少なくとも2週間前から
定期テストで80点を取るためには、50時間の勉強が必要だと仮定します。
テスト直前の1週間でこれを達成しようとすると、毎日7時間の勉強が必要です。
しかし、中学生にとって、毎日7時間の勉強を1週間続けることは現実的ではありません。
つまり、テスト直前の1週間では、必要な勉強時間を十分に確保できず、中途半端な学習でテストに臨むことになります。
その結果、目標の80点には届かず、40点から70点程度の点数に留まり、納得のいく結果が得られない可能性が高くなります。
したがって、定期テストで80点以上を目指すのであれば、テスト2週間前から計画的に学習を始めることを勧めます。
普段からやるのがベスト
「自分は直前1週間は毎日7時間も勉強しているけど結果が出ない」と思っている人がいるかもしれません。
もしそう思ったのであれば、本当に7時間勉強できているか確認してみてください。
大学生の頃の私の話ですが、自分では1日10時間以上勉強していると思っていたのに、集中して勉強できていた時間を測ってみたら3時間もなかったということがありました。
このように、勉強で結果を出せていない人の多くは、勉強している「つもり」になっているだけで、実際にはほとんど集中できていないことも考えられます。
ましてや、普段勉強をしていない子がテスト直前期だけ集中して勉強をしようとしても
- 何から手を付けていいかわからない
- 勉強方法が分からない
- 基礎がないので覚えようと思っても覚えられないものがある
といったことになるので、集中して勉強ができないはずです。
だから普段の勉強時間がゼロなのに、試験直前の1週間だけ勉強しても、80点以上を取るのは難しいんです。
本気で結果を出したいと思うのなら、普段から勉強するべきです。
中学生の宿題はそれほど多くないはずなので、宿題とは別に1日30分~1時間程度の勉強ならできるはずです。
勉強をしているのに平均点を取れない
試験2週間前から毎日3~4時間、土日祝日は10時間も勉強しているのに、80点どころか平均点すら取れない科目もある。
このような悩みを抱えている子がいるかもしれません。
しかし、公立中学校の定期テストで、「勉強しているのに平均点が取れない」ということは、通常では考えにくいです。
「勉強している(つもり)なのに結果が出ない」という場合、必ず何かしらの原因があります。
もし努力に見合う結果が出ていないと感じているなら、まずはその原因を探してください。
- 勉強時間が好きな(得意)科目に偏っている
- 問題集をただ埋めるだけで覚えようとしていない
- 間違えた問題をやり直さず放置
- 「やり直す」がただ眺めるだけでなぜ間違えたのか確認しない
もし、このような勉強をしているなら、結果は出ないかもしれません。
点数を取るために何をやるべきかを考えすぐにその状況を改善してください。
これらに原因がないのに、どうしても平均点が取れない場合は、学習に困難を抱えている可能性も考慮する必要があります。
専門家の意見によれば、30人クラスの場合、1人から3人くらい(約2.3%から10%)は、学習に困難を抱えている可能性があるとされています。
特定の科目、例えば英語、国語、数学のうち1つだけは得意なのに、他の科目が全く勉強できないということがあります。
また、特定のこと、例えば英語のアルファベットが読みにくく暗記が困難、文章のまとまりを理解できない、注意力やワーキングメモリの弱さから計算ミスが異常に多い、といった困難を抱えることもあります。
後者の場合、認知に偏りがあることが原因で特定のことが不得意なのに、できるものも多くあるので、苦手だということに気づかれにくいこともあると思います。
もし、結果が出せない原因が努力不足や勉強のやり方とは違う部分にあれば、客観的に状況を把握するため専門家に相談することも考えなければならないかもしれません。