数学は他の科目と違って独学がしにくい科目ですし、個人差が大きく出る科目でもあります。

とはいっても定期テストでは基本的なことができるようになれば、少なくとも平均以上は取れるようになります。

思うような結果が出せていない子は以下を一つの参考に勉強をしてみてください。

①計算問題を解く

数学の定期テスト対策として、まず取り組むべきは計算問題を確実に解けるようにすることです。

とはいっても、数学に拒否反応を示している子が教科書や参考書で計算問題を解こうと思っても

  • 解き方の手順を読む気にすらなれない
  • 解いている途中で頭が混乱して何もわからない
  • イライラして集中できない

となり、結局諦めてしまうということも考えられます。

 

そのような場合には、無料の解説動画を活用してみてください。

特におすすめなのは、情熱大陸にも出演した葉一さんが運営する「19ch.tv」です。

動画を見るときはダラダラ見るのではなく「覚えるぞ!!」という気持ちで見ることが重要です。

面倒だからと言ってダラダラ視聴してしまえば結局できないままです。

勉強時間を減らしたいのなら集中して理解するように心がけてください。

もちろん、一度で理解できなければ、二度、三度と繰り返し見ることは当然です。

 

特に平均点を取れていない子たちは、できる子たちからみれば「できていない」にもかかわらず「計算だけはできる」と勘違いしていることがあります。

勘違いで終わらないためにも「計算問題なら満点をとれる」と自信が持てるくらいまでやるようにしてください。

なお、計算ミスが多く解くスピードが遅いという場合は小学4年~6年の計算ドリルを使って復習することも考えてください。

ミスが多く計算スピードが遅い

②学校のワーク

計算問題が解けるようになったら、学校で使っているワークやプリントの問題に取り組んでください。

「解いて」と言うと、数学を苦手にしている子は「計算はできるけど文章題・グラフ問題・図形問題は自分ではどうにもならないから無理」と反論したくなるはずです。

しかし、公立中学で使用しているテキストの「基礎」「標準」問題はかなり簡単なので、よほど勉強が苦手でない限り、真剣に理解しようと思って解説を読めば理解できないものではありません。

それでも「できない」「分からない」という子が多いとは思いますが、

そういう子の多くは

  • 分からなければ解答・解説を読んで理解を心掛ける
  • 難しいけど回答に書かれてある手順を真似てみる

といったことをせずに始めから「無理」と諦め、問題を理解しようとする意思が始めからない場合がほとんどです。

分からないからといってすぐに諦めず、問題に食らいつくようにしてください。

それでも分からない場合は、学校の先生や友人、塾の先生などに質問して教えてもらいましょう。

 

問題を解く際は、解けた問題と解けなかった問題を区別するために、解けなかった問題にチェックを入れておきましょう。

2回目は、チェックを入れた問題だけを解き、再び解けなければさらにチェックを入れます。

3回目は、2回連続でチェックが入った問題だけを解く、というように、解けるようになるまで繰り返します。

 

また、平均点を取れていない子の多くがおろそかにしているのは「数学用語」の暗記です。

教科書の太字、授業で先生が重要だと言っていた内容、ワークの用語穴埋め問題など、重要な用語はすべて覚えましょう。

 

なお、数学に苦手意識を持っている子は無理に応用問題を解く必要はありません。

応用問題ができなくても、基礎・標準問題を確実に解けるようになれば、平均点以上は十分に狙えるので、それらを完璧に解けるようにしましょう。

英語・数学はテスト直前期にやらない

➂間違いノート(何度も解く)

当たり前、且つ、数学に限ることではないのですが、「できない」を「できる」ようにすれば問題が解けるようになります。

そのために効果的なのは「分からない」「できない」問題を明確にすることです。

上で書いた通りに勉強をすれば、少なくとも3回はワークを解くことになります。

<p">2回連続で間違えた問題は、

  1. 繰り返し変なミスをしてしまう要注意問題
  2. 理解が不十分な問題

のいずれかなので2回連続間違えた問題は

  1. 間違えた問題
  2. 間違えた原因
  3. 正しい解答・解答手順

をノートにまとめることを勧めます。

このような「間違えた問題ノート」を作成することで、3回目にやるべき問題が一目瞭然になり、その問題だけに集中できるようになります。

また、こうすることで「どれができないんだっけ?」と教科書・ワーク・プリントから分からない問題を探す無駄な時間を削減できるので、効率的な勉強ができるようにもなります。

ノートの作り方は勉強をしていくうえで自分なりに工夫してください。

数学のノートはB罫を使いましょう(A罫よりも幅が1mm狭い)。

勉強ができる人のノートの作り方

市販の参考書

80点くらい取れれば十分というのであれば、学校の教科書・ワーク・プリントだけで十分です。

しかし、それらが完璧になったけど確認のためにもう少し問題を解きたいという場合は

基礎・標準問題の確認に最適な

  • 中学基礎がため100%
  • ニューコース問題集
  • チャート式問題集

のいずれかを使ってください。

算数・数学の文章題の勉強法

普段勉強しない子

テストは複数教科あるので1週間前から数学の勉強を始めるのでは遅すぎます。

普段から勉強をし、授業があったらその日の内容をその日の内に理解しできるようにするのが一番です。

他の科目もある程度点数を取りたいと思っているのなら、数学はテスト1週間前には終わらせておくことを勧めます。

定期テスト対策