参考書については

本当に苦手な子にお勧めな参考書と勉強法

やり直しの参考書比較

でも紹介しましたが

ごちゃごちゃして結局何を使えばいいのか分からなくなるかもしれないので

ここでは

私だったら

基礎を確立するためにこれだけを使う

というものだけを紹介しています。

 

これらで基本ができたら

後は自分が受験する大学の入試レベルに合う問題集や過去問を使って入試対策を進めるようにして下さい。

当たり前ですが

勉強をするという前提で書いています。

1日の勉強時間が1時間もない

という場合

数学以外の科目もやりつつここで紹介している参考書もやるなんてことはできません。

あくまでも私が使うというだけですべての人にお勧めの参考書うという分けではありません。どの参考書を使うかは自分で判断してください。

高校入学前から始まっている

国立大学を目指したいのであれば

中学を卒業してから高校入学までに何もしないなんてことではダメです。

学校がないのだから

どれだけ遊んだとしても1日2時間くらいの勉強時間は確保できるはずです。

国立大学の合否を分けるのは確実に数学なので(文系科目は出来て当たり前だから)

最低でも数学だけはやっておきましょう。

 

以下、参考書を紹介していますが

これらをやるのは受験期(高校3年)ではありません。

高校1・2年次にやってください。

高校1・2年生の時にこれくらいの量をこなし、ある程度の実力になっていなければ国立大学など夢のまた夢です。

国立大学入試はやることがあまりにも多いので

高校3年の1年間で「英語」も「数学」も「社会」も「理科」も「情報」も

なんてことは普通の人には不可能です(それができるのは、たいした勉強もしないのに修猷館・筑紫丘・福岡高校に合格できてしまう人くらい)。

参考書

私だったら受験基礎を身に着けるために使うであろう参考書は以下の4冊です。

 

1冊目は「入門問題精講」です。

理屈抜きで暗記をすると途中で何をしていいのか分からなくなるのが高校数学なので

それを避けるために考え方から丁寧に説明されているこれを利用します。

 

2・3冊目は「チャート式」の白と黄です。

白・黄の2冊使うのは

数学が苦手な自分は黄チャートだけだと途中で挫折してしまうかもしれないので

教科書レベルの簡単な問題からスモールステップで受験基礎までもっていくために

ある程度問題を解いておきたいからです。

 

最後に【やさしい高校数学】です。

数学が苦手だとたとへ白チャートであっても

それだけでは理解しにくい部分もあるのでより詳しい解説が載っているこの手の参考書も利用します。

数学の初歩的な力を身に着けるために使うものとして

他にもいくつかお勧めできるものがあるかもしれませんが

ここでは私が使うものに限定しているので挙げません。

 

以上4冊です。

 

えっ4冊もやるの?

と思うかもしれませんが

数学が苦手なことを自覚しているのであれば

超基礎からスモールステップでやっていかなければ途中で挫折する可能性が高くなるので

これくらいはやっておく必要があります。

実際にやってみればわかると思いますが

1日1時間くらい数学に勉強時間を当てることができれば余裕で消化できる量なので

実際はたいした負担にはなりません(これを負担と思っているのなら数学が苦手な人が難関大を目指すなんて考えないほうがいいです)。

 

なお

中堅私立大学の理系学部以上の問題は解かないでいい(共通テストまででいい)のなら黄チャートは無理にやらなくていいので

その場合は3冊だけ使ってください。

参考書は一冊を仕上げることが大切?

読む順序

最初に1冊を終わらせて、次の参考書、それが終わってから次の参考書

という手順を踏むことはしません。

高校に通っているのなら高校の授業進度に合わせ進めるようにしてください。

たとえば

数Ⅰなら

  • 数と式
  • 集合と命題
  • 2次関数
  • 図形と計量
  • データの分析

を学ぶことになると思いますが

「やさしい高校数学」を一通り読んでから「入門問題精講」を読む。

「入門」が終わってから「白チャート」。

「白」が終わってから「黄」。

というように解くことはしません。

 

数と式をやるのなら

まずは「やさしい」の数と式の部分を読み

それが終わったら「入門」の数と式の部分を読む

終わったら「白」の数と式、次に「黄」というように

単元ごとに読みます。

 

ある程度慣れてきたら学校の授業進度にこだわらず

自分のペースでどんどん先に勧めるのもありですし

復習しなければやったことをすぐに忘れてしまうので

「白」か「黄」自分の実力にあったものを利用して定期的に復習をすることも忘れてはいけません。