国語は入試の対策となると何をどのように勉強すればいいか分かりにくい科目だと思いますが定期テストは違います。
出題される場所が分かっているのだから、それを暗記しさえすれば8割以上取れて当たり前の科目になります。
平均点を取れていない子は①~③の順で勉強を始めてみてください。
目次
①音読
中学校の定期テストでは、ほとんどの場合、初めて見る問題が出されることはありません。
つまり、テストに出る文章は事前に分かっているため、それを覚えることが重要になります。
しかし、出題範囲の文章を一言一句正確に覚えるのは現実的ではありません。
そこでおすすめするのが「音読」です。
音読は、目で見るだけでなく、耳からも情報を入れることで、記憶の定着を助ける効果的な学習方法です。
毎日教科書を音読するのが理想ですが、忙しい中学生にとって毎日続けるのは難しいかもしれないので、曜日を決めて週に3回程度、ある程度の速さで詰まらずに読めるようになるまで続ける、というやり方が良いかもしれません。
それくらい音読を繰り返せば、文章の内容は自然と頭に入ってくるはずです。
音読を勧めるもう1つの理由は、黙読では見過ごされがちな漢字や意味の不明瞭な表現に気づきやすくなるからです。
黙読では、わからない部分があってもそれを意識できず読み進めてしまうことが多く、結果として理解が不十分なまま放置されることがあります。
音読をすれば「知らない漢字を読めない」「意味のわからない表現は言葉に詰まる」するため、自分が理解できていない箇所を明確に認識できます。
もちろん、音読をしたとしてもわからない部分をそのままにしてしまう可能性を否定できません。
しかし、学習に真剣に取り組む子であれば、音読を通じて自分の弱点に気づき、それを克服しようと努力するはずです。
なお、「黙読で十分」という考え方もありますが、それは既に点数が取れている子に限ると私は思っています。
②漢字の暗記
教科書に載っている新出漢字やワークの問題、学校で配布されるプリントを利用して漢字の暗記をしてください。
中学生が国語の定期テストで良い成績を収めるためには、漢字の暗記は欠かせません。
漢字は、文章を理解し、自分の考えを表現するための基礎となるからです。
漢字を知っていることで、教科書や問題集、小説などの文章をスムーズに読解できるようになり、テストの問題文を正確に理解することにも繋がります。
なお、漢字を50個覚えるのにダラダラと2時間も3時間もかける子もいると思いますが、時間がもったいなさすぎます。
50個程度であれば20~30分で覚えてください。
もちろん漢字は満点以外許されません。
先生が指定した漢字を覚えさえすれば満点が取れるんですから当然です。
1問も間違えてはダメです。
➂学校のワーク・プリント・ノート
定期テストは習ったところが範囲になるので、学校で使っているものを完璧に覚えてしまえば確実に高得点が取れるようになります。
なので、ワーク・プリントは同じ問題が出されたら100%正解を出せるように完璧に暗記してください。
漢字同様、出ると分かっている問題を間違えるなんてもったいなさすぎます。
国語は多くの子がほとんど勉強をしないでテストを受けています。
その理由はおそらく
- 何を勉強していいかわからない
- なんか面倒だから
この2点だと思います。
確かに国語は勉強をし難い科目ではありますが、定期テストは
- 文法
- 漢字
- 古文
- 漢文
- 現代文
何であったとしても、学校で配布されたものを完璧に覚えてしまえば点数が取れます。
「何をしていいかわからない」なんてことがあるわけがありません。
「勉強をしなくてもある程度点数が取れる」という考えが「やるのが面倒」という起こしているから勉強をしないだけです。
結果を出していない子はなおさらです。
とにかく全部暗記してください。
そうすれば、平均点を取れないということはほとんど起こり得ません。
なお、特におすすめしているわけではありませんが
時間に余裕があり、たくさん問題を解いておかないと不安な子は追加で市販されている
「中学教科書ワーク」
「教科書トレーニング」
のいずれかに取り組んでもいいと思います。
意味調べ
定期テスト対策の範疇を超えますができればやってもらいたいのが「意味調べ」です。
音読をしているときに分からない言葉に出会ったら、それらを分かるようにすることが大切です。
具体的には、読めなかった漢字やよく分からなかった表現をノートに書き写し、辞書を使って調べます。
この作業を繰り返すことで、語彙力を増やすだけでなく、音読のスピードも向上し、文章の内容も頭に入りやすくなります。
意味調べの方法については、高校生向けの参考書になりますが、「無敵の現代文記述攻略メソッド」に詳しく解説されています。
この参考書は、国語を得意科目にするための方法、特に勉強法が分からない人に向けて書かれています。
難関私立高校や公立トップ校を目指す人はもちろん、偏差値50~60くらいの公立高校を目標とする人も、中学生のうちに手に入れておくことをお勧めします。
この参考書を活用して中学のうちから学習に取り組めば、学力を向上させることができるはずです。
普段勉強をしない子
普段ほとんど勉強をしない子がテスト直前1週間前になってから始めようとしても、上で書いた内容をすることは無理です。
1日30分でもかまわないので、普段から勉強をするようにしてください。
それでも、ぎりぎりになってからしか勉強を始めない場合は
パッと見て覚えるやり方でテスト当日まで漢字を繰り返し覚え、それに加えて学校のワーク・プリントをできる限り暗記してください。
それだけでも平均点は取れるようになるはずです。