接続詞には等位接続詞と従属接続詞があります。

等位接続詞にかんしては「等位接続詞」を参考にしてください。

ここでは従属接続詞について書いていきます。

なお、接続詞のthatは「接続詞that」を参考にしてください。

主節・従属節

接続詞が伴っていない文(主語と動詞)を

主節

接続詞の後に続く文を

従属節

と呼びます。

中学生はこれらの用語を覚えなくても差し支えないのですが、

念のため覚えておくことを勧めます。

 

なお

中学生でも簡単に分かる従属節(副詞節)の解説

といったタイトルで

文型(SVOC)を使って解説しているものがありますが

英語が苦手な中学生がああいうのを見ても理解するのは無理だと思ってください。

書いている方にとってはものすごく簡単で中学生にもわかると思っているのかもしれませんが

普通の中学生には理解不能で

えっ・・こんな難しいの覚えられない

ってなるのが落ちです。

 

もちろん、このサイトも同じです。

このサイトを読むんだったら

こんなこと習うんだ~

みたいな感じで流し読みしてOKです。

このサイトを利用して英語ができるようになる

なんて、ことをしようとしても、たぶん無理です。

本当に英語をどうにかしなければならないと思ったのであれば

市販の参考書を使って勉強をしてください。

従属接続詞when, if, becauseなど

接続詞を学ぶ前までは

①私は東京に住んでいた。

I lived in Tokyo.

このように、1つの文に主語と動詞は1つずつしか使いませんでした。

しかし

従属接続詞を用いることで

②私は子どものとき、東京に住んでいた。

When I was a child, I lived in Tokyo.

1つの文に主語と動詞が2つずつ(3つ以上になることも)使うことが出来るようになります。

 

以下の接続詞を覚えておきましょう。

①~ときwhen
②~するまえにbefore
③~した後でafter
④もし~ならばif
⑤(なぜなら)~なのでbecause

 

各接続詞を使った例文を書いておきます。

① When my mother came home, I was watching TV.

お母さんが返ってきたとき、私はテレビを見ていました。

② I always watch TV before I go to  bed.

私は寝る前にいつもテレビを見る。

③ After he studied English, he watched TV.

彼は英語を勉強した後テレビを見た。

④ If you study English hard, you can speak it.

もし一生懸命英語を勉強すれば、英語を話せるようになります。

⑤ I don't want to go because I am busy.

私は忙しいので行きたくない。

 

注意①

訳をするときは

従属節⇒主節

の順にするといい感じになります。

 

注意②

接続詞を従属節にかけて訳すミスを犯しやすいです。

例えば③では

「彼はテレビを見た後で英語を勉強した」

という語訳をしてしまうことが起こります。

「彼は勉強をした後でテレビを見た」

が正しい訳です。

 

従属接続詞は、接続詞に続く「主語+動詞」とカタマリを作るので

主節の「主語+動詞」と結びつけないようにしましょう。

時・条件を表す副詞節

「時・条件を表す副詞節」

言葉だけを読めばなんか難しそうに感じるかもしれません。

しかし、安心してください。

  • when
  • before
  • after
  • if

これらの接続詞の後に続く「主語+動詞」は

【未来のことであっても現在形で書く】

「時・条件を表す副詞節」はたったこれだけのことなんです(本当はもっと難しいのですが、難しい問題は久留米附設くらいの私立高校にならないと出される可能性がほぼないので、これだけ覚えておけばOK)。

例えば

If it is fine tomorrow, I will go to the park.

もし明日晴れれば、私は公園に行きます。

明日は未来のことなので、未来を表す「will」が必要になるのが通常です。

しかしこの文は

「If it will be」ではなく「If it is」となっていまね。

たったこれだけです。

簡単ですね。

 

注意しておくところは

接続詞に続く「主語+動詞」が未来のことでも現在形になるだけで

主節は通常通り未来のときは「will」を使う

過去の時は過去

ということです。

 

あともう一つ、時を表す接続詞に

【as soon as+主語+動詞:~するとすぐに】

があるので、これも暗記しておきましょう。

接続詞が分からない

上の表に上げた「when」「if」などの接続詞を暗記したのに

接続詞が分かりません・・・

っていう子がいるかもしれません。

分からない原因は・・・

 

 

 

 

 

 

 

接続詞ができないからではありません。

接続詞を学ぶ前の文法事項

例えば

be動詞・一般動詞

三単現のs

といった基本的なことが身に付いていないから接続詞ができないと感じてしまっているだけなんです。

接続詞なんて

「接続詞+主語+動詞」

この順番になるだけです。

基本的なことが分かっていれば、できないわけがありません。

分からない

と感じている子は1年生の内容を復習しましょう。

中学英文法のまとめ